蚊にも都市伝説!蚊が破裂する?!
夏の悩みのひとつに「蚊に刺される」というものがあります。
幼い子供からお年寄りまで、この厄介な蚊には毎年悩まされていることでしょう。
蚊に刺されやすい血液型があるとか、お酒が好きな人は刺されやすいとか、いろいろ聞きますが、とにかく刺されるととてもかゆいもの。
蚊が血を吸うとき、蚊の唾液からかゆみを感じる成分が体に入ってしまうため、刺された後はかゆくなってしまいます。
そんな厄介者の蚊が破裂する、という話があります。本当?
「蚊が破裂する」は本当?
この話は「蚊に血を吸われている時、その吸われている部分に力を入れるとお腹がいっぱいになっても抜けなくなり、血を吸い続けて破裂してしまう」というもの。
たしかに蚊は血を吸う量が多く、刺された後の蚊をパチンと叩くと、今吸ったばかりの血がでてきて、その量を見て「こんな小さな蚊が、思ったよりもたくさん血を吸いこんでいた!」とびっくりすることがあります。
しかし、人が蚊に刺されている部分に力を入れると蚊が抜けなくなる、というのは物理的に難しいようです。
そもそも蚊は毛細血管を刺しているので、その部分は筋肉にいくら力を入れても抜けないということはないと思われます。
ただ、蚊は刺している人や動物が気付かなければお腹いっぱい吸っていきます。お腹いっぱいなので動きも鈍り、たまにフラフラしている蚊もいないわけではありません。血の吸いすぎでポロリと転げ落ちた蚊もみたことがあります。
おそらく、「吸われている部分に力を入れ」ても、蚊が抜けなくなることはなさそうですし、「血を吸い続けて破裂」することはないようですね。
なぜこのような都市伝説が生まれた?
都市伝説といわれるだけあって、なんとなく「実際に起こるかもしれない」と、信じてしまう話ですね。実際のところ、お腹いっぱいの蚊が自分から何かに激突して自分で破裂してしまう、という話はあるらしいので、信ぴょう性があると人から人へ伝わっていったのでしょう。
蚊は小さな体であちこちを飛び回り、子孫を残さなければいけません。
日々労力をたくさん使って生活しますので、めいっぱい血を吸わないとエネルギーが持ちません。なので、フラフラになるほど血を吸っていくのです。
ちなみに、血を吸いにくる蚊は雌だそうです。産卵に欠かせないたんぱく質を欲するため、人や動物に近づきます。
普段は植物の密や果汁を栄養源としていますし、雄は産卵しませんので血を吸いには来ないのだそうです。
蚊が満足するほど血を吸わせればかゆくない?
蚊に刺されたところ、かゆくなりますよね。実は、刺された部分がとてもかゆいのは「蚊が満足する前に吸うのをやめたから」らしいです。
蚊は刺すときに唾液からかゆみのもとを出している話は上記で話しましたが、蚊が満足するまで血を吸うと自分が出した唾液までほとんど吸い取ってしまうらしく、自分から満足して離れていった場合はさほどかゆみを感じないのだそうです。
かといって血を吸われているところをただただ耐えて見ているのも何か釈然としないのですが、もし蚊に血を吸われていても満足するまで待っていることが可能な心の広い方は是非試してみてください。
私は短気なので、イライラして追い払うか成敗するかのどちらか。結局かゆみと戦うしかないと思いますが・・・。
蚊はいろいろな人や動物を吸血し、病原菌を運ぶとも言われていますので、本当はあまり実験などせず、刺される前に追い払ったり虫よけ剤などで寄せ付けないようにしたほうがよいのかな、と思います。
「蚊が破裂する」という面白いキーワードを見つけて調べてみましたが、物理的にちょっと無理なようです。
でも、蚊がおなかいっぱい血を吸っていくのは本当なので、ありえない話ではない気がしてしまうのでしょうね。
都市伝説というのは「起こっても不思議ではない」と思わせるところが本当に面白いものです。
この話を見つけたときはやってみようかとも思いましたが、冷静になって考えると私には蚊が止まっていること自体も我慢ならないので、無理して実験するまえに「不可能」とわかったのは良かったのかな?
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