キーボード配列の由来~何故こんな配列なの?~

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パソコンの不思議。
パソコンに慣れている方はもう慣れてしまっているのであまり疑問に思わないかもしれませんが、以前子供に「アルファベットもひらがなも、どうして順番に並んでいないの?」とキーボードを指さして言われたことがあります。

確かに高校の授業でパソコンを使ったとき、なかなか慣れなくて「なんでアルファベット順になってないのかな、探すだけで一苦労だ」と思いました。
今はそういうものだと思って使っているので、特に不便にも思っていませんが、子供に言われて「そうだよね、どうしてなんだろう」と思いました。

なんでわざわざこの配列になったのか、気になりますね。

現在の主流「QWERTY配列」


現在の主流の配列は「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれています。QWERTYとはなんぞや。それはアルファベットキーの上列(数字列の下)を左側から順に見ると「Q」「W」「E」「R」「T」「Y」・・・・なので、ということです。

パソコンを始めたばかりの時は誰もが「ややこしい配列だなぁ」と思ったかと思います。
この配列はタイプライター開発時に考えられたといわれていて、パソコンのキーボードもそのままそれを受け継いでいるのだそうです。

なぜこんな配列になったのかはいろいろな説があるそうですが、
タイプライターの構造上、早く打ちすぎると文字を打ち付けるアーム(タイプバー)が絡まってしまうことがあるため、わざと早く打ちにくい配列にした、という説を一番多く聞くような気がします。

他にも、セールスマンが製品のプレゼンテーションを行う際の使い勝手(「TYPE WRITER」のアルファベットが全部同じ列にあるので楽)という説、打ちやすくした(2行目にあるキーだけで打てる)説や、よく使う「ER」などを、左手側に集めるため(これも早打ちでアームが絡まるのを防ぐため)、使う方が買い替えるとき、QWERTY配列になれた人が他社製品に切り替えるのを躊躇するようにし、市場の独占を考えた説などもありますが、詳しいことは今となってはよくわかりません。

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実は違う配列もある


では、現在はQWERTY配列のみかといいますと、実は違う配列のものもないわけではありません。
1936年にワシントン大学の教育心理学者ドボラック博士が考え出した、Dvorak(ドボラック)配列というものがあります。よく使うアルファベットを打ちやすい場所に配列し、キーボードを打つ時の効率アップを追求した配列で、特許を取得しました。

アルファベットの出現頻度に基づき、打鍵(だけん)効率の向上を徹底的に追求したDvorak(ドボラック)配列を開発し特許を取得しました。
この配列はタイピングの効率が本当にいいそうで、タイプコンテストで優勝した多くの人が、このDvorak配列を使っていると言われています。
腱鞘炎になりにくい配列なのだそうです。
ただ、まだまだ主流はQWERTY配列です。家電量販店に置いてあるものもほぼQWERTY配列です。
世界的にもDvorak配列はそれほど普及していないみたいですね。


ひらがなの配列はどうしてこの並び方?

QWERTY配列のキーボード。日本のものはひらがなもついています。ローマ字入力する方、かな入力される方がいらっしゃいますよね。

このひらがなの配列も「あいうえお」順ではないですよね。これはなんでこんな配列になったのか。初めてパソコンを触る子供たちも、文字を探すのに必死です。
これも諸説ありますが、これもタイプライターの名残りだといわれています。

日本のタイプライターは文字を探しやすく作っていたそうです。よく見ると、「あいうえお」は近くに集まっていますし、「たちつてと」も集まっています。「やゆよ」も近い。

実はぱっと見たらわかりやすいようになっているのだそうですが、この配列をQWERTY配列のキーボードに当てはめたとき、どうしてもずらさなければいけない文字がでてしまい、それ「さしすせそ」の「せ」だけ違うところにいってしまったり、「かきくけこ」の「け」だけ離れてしまったりしているのだそうです。

現在はこの配列がJIS(日本工業規格)で定められています。

一見すると、覚えにくいキーボードの配列。考えられた時のいろいろな事情が絡んでいるのですね。そのような名残りが残っているっていうのもなんだか奥ゆかしい気がしませんか?

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