夜に鳴くと不吉?カラスの不思議

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ゴミをあさる、人を攻撃するなどあまり良いイメージのないカラス。

真っ黒な見た目からか、「カラスが夜に鳴くと死人がでる」、「カラスが大騒ぎすると地震がくる」などの迷信があるくらい、死や不吉な出来事の象徴としてカラスを見ている人も少なくないのではないでしょうか。

しかし反対に、神様の使者として信仰している国もあるってご存知でしょうか。

身近だけれど謎多き鳥「カラス」に関してご紹介します。

鳴き声でわかるカラスの種類


全身が黒い鳥=カラスだと思っていませんか?実は一口にカラスと言っても様々な種類がいるのです。

都会に住んでいる人と田舎に住んでいる人では、カラスの認識が少し異なるかもしれません。

日本で季節を問わず見られるカラスは主に2種です。あなたがよく聞く鳴き声はどちらでしょうか。

【ハシブトガラス】
太く、上部が曲がったくちばしが特徴で、額が出っ張っています。

ハシブトガラスは雑食で昆虫や木の実、ネズミなどの小動物、さらには動物の死骸など、なんでも食糧にします。

元々は森に住んでいましたが、人間の出すゴミなど狙い都市部に分布を広げてきました。

日本では、都会で見かけるカラスといえばハシブトガラスが非常に多いです。

ぴょんぴょんと両足を揃えて跳ねるように歩きます。

鳴き声は「カーカー」と澄んだ声をしています。



【ハシボソガラス】
ハシブトガラスよりも少し小柄で、細いくちばしが特徴です。

雑食でなんでも食べますが、ハシブトガラスよりも植物系の食べ物を好んで食べるようです。

そのため、都市部よりも農村部で多く生息しています。両足を交互に出して歩くことが多いです。

鳴き声は「ガーガー」とガラガラ声が特徴的です。



またその他にも、決まった季節になると海を渡って日本にやってくる渡り鳥のカラスもいます。

【ワタリガラス】
冬になると北海道にやってきます。

オオガラスともよばれ、ハシブトガラスよりも一回り大きな種類です。

ブータンでは国鳥になっていたり、イギリスのロンドン塔では飼育されていたりと、日本でのカラスに対する一般的なイメージとは少し扱いが異なるようです。

北欧神話ではオーディンの斥候として登場し、世界中を飛び回り情報を伝えます。

他にも旧約聖書や北米先住民の神話などに登場するカラスです。

カポカポ」「クァララ」とちょっと変わった鳴き声です。



【コクマルガラス】
冬になると特に九州地方にやってきます。全長33センチくらいの小柄なカラスです。全身が真っ黒な黒色型と、首から腹にかけて白色の羽がはえる淡色型がいます。コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」にも登場します。



ちなみに、日本では悪者のイメージが強いカラスですが、世界各地での神話と同じように、日本神話にも登場していることをご存知でしょうか。

八咫烏(やたがらす)は3本足のカラスで、神武天皇の道案内をしたとされ、導きの神や太陽の化身として信仰されています。

日本サッカー協会のシンボルマークとして八咫烏が使われています。

カラスはなぜ鳴くの?


カラスはなぜあんなにも鳴くのでしょうか。

カラスの鳴き声はとても複雑で何パターンもあるため、実のところ詳しいことはわかっていないそうですが、他の鳥と同じように、縄張りの主張や求愛、仲間との連絡だろうといわれています。

カラスはとても賢い鳥で、ある程度の社会性をもっています。

仲間と協力したり、意思の疎通をしながら群れを形成しています。

特に、春から夏にかけては繁殖期のため縄張り意識が強くなり、巣に近づく人間や動物に対して威嚇するためによく鳴くようです。

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カラスは暗くなっても目が見える


では、夜に鳴くのはどうしてでしょう。巣に近づく敵を威嚇しているのでしょうが、カラスは鳥だから、夜は目が見えないんじゃないの?

いえいえ。カラスをはじめほとんどの鳥は夜でも見えています。

夜盲症という暗所で目が見えにくくなる病気のことを「鳥目」とも呼ぶため、鳥=暗くなると目が見えない、と誤解されることが多いようです。

昔の人は、カラスの真っ黒なその見た目と、目が見えない(と誤解している)鳥が鳴くことから「カラスが夜に鳴くと死人がでる」なんて不吉な迷信を考え付いたのかもしれません。

鳥が夜活動しないのは、目が見えないからではなく、その多くが昼行性だからです。

渡り鳥などは夜に飛ぶ種類もいますし、フクロウやミミズクなど夜行性の鳥もいます。

カラスも昼行性のため暗くなると塒に帰り休みますが、敵が近づけばちゃんと見えているので鳴いて威嚇することができるのです。

都市部では夜遅くまでお店などの明かりが付いているため、カラスたちも活動しやすいという要因もあるようです。

また、日の出前、まだ暗い朝方に鳴くこともありますよね。

カラスが活動をはじめるのは日の出の1時間前ぐらいです。

仲間への朝の挨拶や、エサがここにあるぞ!と連絡しあう鳴き声などいろいろな理由があるようです。



さいごに


カラスは、活動時間帯はいつでも鳴きます。

夜や朝方、カラスの鳴き声がやたら耳につくのは、私たち人間の生活音が少ない時間帯だからという考え方もあるそうです。

昼間も耳を澄ませば、カラスたちの会話が聞こえてくるかもしれませんね。

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