ケサランパサランって、育つの?!~ケサランパサランの育て方~
白いふわりとしたもので、ケサランパサランと呼ばれているものがあります。雰囲気としてはたんぽぽの綿毛部分のようなもので、空中をふわふわと飛んでいると言われる正体不明の「生物」の総称です。
江戸時代から見られたという、この正体不明の白い毛の玉は、持っている人に幸運をもたらしてくれると言われているところもあり、桐の箱の中で大切に飼っているという方もいらっしゃるようですね。
東北地方に伝承されていることの多いこのケサランパサラン。「生物」ということは、育てられるのでしょうか。
飼育環境と飼育方法
生きているのかどうかはまったく定かではありませんが、育てかたというのがあるそうです。切箱の中に入れて育てるというのが一番有名です。しかし密封してしまうと窒息?してしまうそうで、穴の開いている箱でないといけないようです。
食事?は化粧用の白粉(おしろい)。香料や着色料の入っていないものがいいようですね。
捕獲前の桐箱に入っていない彼らは何を食しているかはわかりませんが・・・。
ケサランパサランって・・・何?
育てていると、増殖することもあるというケサランパサラン。
動物性と植物性があることくらいしかはっきりしたことはわかっていません。猛禽類に食べられた小動物の毛玉であるとか、アザミの冠毛であるとか、いろいろな説がありますが、断言はされていないようです。
持ち主に幸せを呼ぶと伝えられていて、大切に飼育されていることが多いのです。「1年に2回以上見るとその効果は消えてしまう」という話もあったり、「ケサランパサランを持っているということはあまり人に知らせないほうがいい」と言うこともあったりするため、代々ひそかに飼っているという家もあるらしいです。とにかく大切にされているようですね。
ちなみに山形県鶴岡市の加茂水族館にはケサランパサランだとされるものが展示されているそうです。
この「ケサランパサラン」は、「ワシなどの猛禽類がウサギなどの小動物を食べた際に排泄される毛玉(ペリット)である」という説明がされているようです。
また、「ビワの木の精」とも呼ばれていて、これはケサランパサランがビワの木の近くでよく発見されるためらしいです。
ちょっとした思い出
以前、千葉でケサランパサランが大量に発生したことがあったという話を聞き、ふと思い出したことがあります。
三年前くらいでしょうか、ある日外出先から家に戻った際、家の脇の空き地で不自然な大きさの綿毛みたいなものがたくさん飛んでいるのを見たことがあります。
あまりにも不自然な多さに驚き、次の日近所の友人に聞いてみたのですが、その日はなかなかの強風だったため外に出ていないから見ていないと言われました。
残骸すらも残っていなかったので、何が飛んできたのかわからないままになっています。(というかこの記事を書くに至るまですっかりわすれていました。)引っ越してきたばかりだったので、そんな植物でもこのあたりに生えているのか気になって聞いてみたのですがそれもわからないということでした。
秋でしたので、やはり何かの種をつけた冠毛が飛んでいたと考えるのが自然なのですが、それ以来お目にかかっていません。
植物などでしたら、きっとシーズンが来たら見られるものかもしれませんが、ふわふわしたあの大群には出会えないままでいます。
妙にはっきりと見えた綿毛のようなもの、もしかしたらケサランパサランだったかもしれない・・・なんて思ったりします。
たぶん何かの種でしょうが・・・。
ちょっとファンタジーなケサランパサラン。
人間に不都合あるというわけでなければ、「不思議なもの」というカテゴリーのまま真相解明しなくてもいいかな?と思います。
持っていたら幸せになれるなんて、夢があって素敵ですよね。
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