蛍光灯がつかない!その原因は?
蛍光灯を新しい物と交換してからまだ間もないのに、帰宅してスイッチを入れたのにつかない事があります。
電気をつけっぱなしにして寝てしまった事があったからもう切れたのかと思い新しい物に交換しようと思ったのですが、古い蛍光灯のように黒くなっていませんでした。
電気屋さんに聞いてみたら、蛍光灯がつかない理由は蛍光灯が古くなる以外にもいくつかありました。
蛍光灯が付かなくなる原因とは?
蛍光灯が付かない時は、蛍光灯に問題がある以外に点灯管や照明器具に問題がある事があります。まず、蛍光灯の問題としては古くなった以外には、初期不良の問題があります。工場から出荷されるときに細かく検査を行っているので滅多にないことですが、まれに不良品が混ざる事もあります。
そして蛍光灯の問題として頻度の高い物は、接触が悪い事が良くあります。これは蛍光灯本体と言うよりも交換する私たちの不注意の場合が多いようです。
蛍光灯がつくのに時間がかかるようになった時、蛍光灯の寿命かなと考えませんか?
そして蛍光灯を新しい物にしてお部屋が明るくなったのに、なぜかつく時間が遅いままの時があります。これは蛍光灯の寿命ではなく、点灯管に寿命が来ています。
点灯管とは蛍光灯を点灯させるための放電管で、豆電球より一回り大きいくらいの小さな電球です。
蛍光灯を点灯させるには蛍光灯内の電極を予熱しなければいけません。
スイッチを入れた時に点灯管に放電した熱が蛍光灯の電極に通電して予熱が開始されます。
これを何回か繰り返し、蛍光灯と点灯管が点滅してから蛍光灯は点灯します。この点灯管も使っていると寿命が来ます。古くなると蛍光灯の余熱が出来なくなるので、蛍光灯がつきません。
そして照明器具が古くなり故障が発生すると、蛍光灯がつかなくなる原因になります。
蛍光灯の寿命は?
そもそも蛍光灯の寿命とは、どれくらいなのか知っていますか?蛍光灯のランプは種類によって違いがありますが、だいたいの物が6000~20000時間と言われています。日にちにするとおよそ250日から830日です。
蛍光灯のランプをつけっぱなしのままの状態にしておくと、2年程度を目安に交換することになります。
しかし蛍光灯は点灯するときに最も負荷がかかり、蛍光灯のタイプによっては、1回の点灯で約1時間寿命が短くなると言われています。こまめに電気をつけたり消したりするお部屋の場合は、1年たたないうちに蛍光灯の寿命が来るでしょう。
因みに照明器具にも寿命があり、だいたい8年から10年で寿命が来ます。
照明器具には、蛍光灯ランプを点灯させる放電の電流を一定にする安定器が取り付けられています。この安定器の寿命が8年から10年なのです。
安定器は蛍光灯とは違い、点灯時間が長いほど劣化が進みます。そして照明器具周辺の温度が高いと、寿命は短くなります。
昔の蛍光灯は安定器が古くなると「ジー」と言うような音が鳴る事がありました。このまま使い続けると、ショートして発火する可能性があります。最近の安定器には安全装置が内蔵され、寿命と伴にヒューズなどが切れて電流を遮断する仕組みになっています。
蛍光灯が付かない場合の対処法は?
蛍光灯がつかなくなるには蛍光灯の寿命以外にも、たくさんの原因がありました。急につかなくなった時にすぐに蛍光灯を買い替えてしまうと、無駄になる可能性があります。もし蛍光灯がつかないような事が起きたら。次のように対処します。蛍光灯を新しい物に交換したばかりの場合でも、買ってきたばかりの物とは限りません。
予備として用意しておいたものの場合もあります。予備の場合はとても古くなっている事や、間違って捨てずに置いておいた古い蛍光灯の可能性もあります。
蛍光灯がつかない時は、寿命が来ていないかまずは確認します。古い蛍光灯はどこか一部分が黒くなっているので、新品の物とは区別がつきやすいはずです。
そして蛍光灯が新品だとわかった時は、もう一度その蛍光灯を繋げてみます。きちんとはまっていなかったり接触が悪かった時は、これをやるだけで蛍光灯がつきます。
それでもつかない時は、点灯管付きの照明器具なら点灯管を交換しましょう。点灯管は蛍光灯よりも寿命は8倍ほど長いのですが使っていればいずれは寿命が来ます。
照明器具が古くて安定器の寿命が考えられる場合には、照明器具の交換が必要です。古い物を使い続けるのはショートの原因になるので危険です。
まとめ
蛍光灯について、知らない事がたくさんありました。電気がつかなくなったら新しい蛍光灯に交換したら解決するものだと思っていました。こまめに電気をつけたり消したりすることが、電力や蛍光灯寿命の節約になっていないとは驚きです。
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