知っていますか?干し柿とあんぽ柿の違いとは

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冬になると柿をたくさん購入して、干し柿を作る家庭は現在もたくさんあります。
軒下に吊るしてある柿を見ると、季節が冬に入る事を感じます。
昔から日本人が好んでおやつに食べている干し柿ですが、最近では有名人の結婚式の引き出物にあんぽ柿が入っていたことで、こちらも注目されています。
生のもぎたての柿とは違うこの二つの柿、違いは何でしょうか?

干し柿とは?

柿の果実を干して乾燥させて作った、ドライフルーツの一種の食品です。

干し柿を作るときにはだいたい、そのままでは食べられない渋柿を選びます。
柿を干すことで乾燥され、渋柿の可溶性タンニンが不溶性タンニンに変わって、渋みを感じなくなります。
渋柿は渋みが強いため、そのまま食べても糖度が高いことはよくわかりません。

しかし干して性質を変えることによって、味の印象をぐっと変えることが出来ます。
実は渋柿は糖度がとても高いのです。
そして干し柿を作るときには、早く乾燥させるために小さい柿を選ぶことが多いです。主に使われる品種は市田柿や紅柿・三社柿などです。

作り方は、ヘタの下のから皮をむき、枝と柄のT字の部分を紐で結んで1本の紐から数個程度の柿を繋げます。

鍋いっぱいに沸かした熱湯に5秒から10秒ほどつけてから干します。雨が当たらない風通しの良い軒先に吊るして乾燥させて作ります。
日当たりが良すぎる所に干すと、柿が黒く変色しやすいです。また、目立つところに干すと鳥に狙われます。

あんぽ柿とは

干し柿については前の文章で書きました。それでは、あんぽ柿とは何でしょう?

この柿は渋柿を硫黄で燻蒸してつくった柿です。柿の燻製のようなものなのです。

これは大正時代に、福島県伊達市で最初に開発されたものでした。
大正時代にある若者がアメリカ・カリフォルニア州に行った時に、干しブドウの乾燥に硫黄薫蒸の製法を使っていることを知りました。そして研究と失敗を何回も重ね、1920年頃にやっと完成しました。


干し柿とあんぽ柿ってどんな違いがあるの?

干し柿とあんぽ柿はどちらも摘んだ柿を軽く処理して干した柿でした。あんぽ柿は干し柿の一種です。
ではこの二つの違いはどこにあるのでしょう?

・まずは干し方が全く違います。干す前の皮を剥くなどの処理方法は一緒ですが干し柿は軒先に吊るして自然に乾燥させて作ります。あんぽ柿は硫黄で薫蒸にして乾燥させて作ります。

・含まれる水分量も違います。干し柿は20~30%程度まで水分を抜くことに対し、あんぽ柿は50%程度まで乾燥させます。

・見た目の印象は大きく違います。自然に乾燥させた干し柿は黒く変色しています。そして時間が経つと白い粉が吹いています。これに対しあんぽ柿は黒っぽい色にはならずきれいな柿のオレンジ色が残っています。

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・味や硬さも違います。干し柿は乾燥させて水分を30%程度まで抜いているので、硬さがあります。
歯が弱い人には噛み切る事が難しいかもしれません。
それに対してあんぽ柿は干し方の違いや残っている水分量の多さから、ジューシーでとても柔らかく羊羹を食べているようなイメージがあります。

まとめ
古くから人々に好まれている干し柿には薫蒸にして柔らかい状態で食べられるあんぽ柿というものがありました。
どちらも干した柿には変わりはありません。しかし干し方と中に含まれる水分量の違いで、見た目の印象や色・硬さがまるで違うものになります。
あんぽ柿はとても柔らかいので、歯が弱くて大好きな干し柿が食べられなくなったとがっかりしている高齢者の方にプレゼントをすると喜ばれると思います。
見た目の印象も明るくて洋菓子のような印象もあるので、日頃は干し柿を食べない若い人たちも、すぐに馴染み好まれる物でしょう。

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