洗濯で伸びたセーターを元の姿に縮ませるには?
昔はセーターを洗濯機で洗うと縮むと言われていました。
しかし手洗いは面倒なので、こまめにクリーニングに出していたものです。
しかし最近はセーターもお手頃価格で買う事ができるようになり、クリーニング代も節約しようと自宅の洗濯機で洗っています。
最初は洗濯機で洗うと縮むのかと心配していましたが、実は逆に襟や丈が伸びて格好が悪くなり着られなくなっています。
セーターは自然乾燥で縮む?
セーターを洗濯機で洗うと、伸びることがありました。洗濯機の回転が強くて洗濯物同士がからみつく事が多かったからです。しかし最近の洗濯機は進化しているため、ドライコースを選択すると優しく洗ってくれます。
普通コースで他の衣類と一緒に洗っても、洗濯物同士がからまない洗濯機も増えています。
水洗いで縮む事もなくなり洗濯機でセーターが伸びる事も無くなって安心していましたが、洗濯が全部終わってたたむ時にセーターがいつも伸びているのです。
その理由は干し方にありました。セーターを洗濯機などで洗った時に、良く脱水をかけてからハンガーで吊るして自然乾燥をしています。
セーターは良く水分を吸収するので濡れた状態では重くなります。そのままハンガーで干していると、その重みでセーターは袖や丈が伸びるのです。
平干ししてもやはり少し伸びているので、セーターは自然乾燥をすると縮むのではなく伸びます。
伸びたものを元に直せる?
クリーニング代を節約するために自宅でセーターを洗って伸びてしまったら、結局このセーターは着られなくなるので洋服代が余計にかかる事になります。伸びたセーターを元の長さに戻す方法は無いのか、調べてみました。そうしたら元に戻す方法がいくつか見つかりましたので、紹介します。
<アイロンで元に戻す>
スチーム機能が付いたアイロンなら、伸びたセーターを元に戻す事ができます。
最初にセーターの伸びた部分にアイロンから出る蒸気をあてます。
ぎりぎりの近さまでアイロンを近づけると、蒸気だけをあてることが出来ます。
そしてその蒸気をあてた部分を手でギュッとつかみます。
その後にアイロンを軽くかけて形を整えると、自然に元の長さに戻っています。形は不自然にならず、買った時のようにきれいな形に戻ります。
<タンブラー乾燥機を使う>
最近普通のご家庭でも使われるようになってきた、ドラム式の乾燥機付き洗濯機の乾燥機がタンブラー乾燥機です。
このタイプの洗濯機をお持ちでない場合でも、コインランドリーへ行くとタンブラー乾燥機があります。
この乾燥機は、衣類を熱と一緒に回転させながら乾燥させる乾燥機です。これで伸びたセーターを乾燥させると、元の長さに戻ります。
しかしタンブラー乾燥機は、プリントや飾りがついているセーターには使えません。それらが縮んでしまします。
毛100%のセーターなら先に自然乾燥をさせてから、伸びた部分に霧吹きで水をかけ、タンブラー乾燥機で乾かすと元に戻ります。
全体が濡れた状態で乾燥機に入れると、状態が変わるので避けて下さい。アクリルセーターの場合も、先に自然乾燥をさせてから乾燥機に入れます。
<ドライヤーを使う>
袖先や襟の伸びなど範囲が狭い場合は、ドライヤーでも元に戻す事ができます。
最初に熱湯を用意して、その熱湯にセーターの伸びた袖などの部分を入れて軽く形を整えます。その後にドライヤーの熱風を使って乾かすだけで元に戻ります。
先に紹介した二つの方法と比べると完全な修復にはならないかもしれませんが、ちょっと袖の先が広がった時には簡単なこの方法は便利です。
自宅の洗濯機でセーターを洗って伸びた時は、もう着られないと諦めて新しい物に買い替えていました。毎年冬はセーターの洗濯が、悩みの種でした。しかし伸びたセーターは簡単に元の状態に戻す事ができます。次の冬はセーターのストレスを感じずに、お洗濯が出来ます。
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