梅雨時のお弁当作り、あなたの家は大丈夫?
以前、梅雨時に夫のお弁当に、前日に作った炊き込みご飯を入れたところ、その日のお昼に夫から「お弁当のご飯が納豆みたいに糸をひいているよ」と苦情のメールが届いて慌てたことがあります。
当時、私は具や調味料をまぜて炊いたご飯が、栄養分や水分が増して傷みやすくなることを知らず、梅雨時のお弁当といえば、熱をよく通したものを入れることさえ気をつければよいと思っていたのです。
湿度の高く気温も25度を超える梅雨時期は、食べ物が傷みやすく、一歩間違えれば食中毒の危険性もあります。
このような失敗をしないようにするためにも、今回は皆さんに、梅雨時のお弁当作りで気をつけなければいけないルールを伝授いたします。
お弁当箱を熱湯消毒、またはお酢で拭く
調理前の注意点です。まず手をよく洗いましょう。そして、詰める前にお弁当箱を熱湯消毒するか、もしくはお酢で拭きましょう。菌の繁殖を防ぐために、キッチンペーパーなどにお酢を含ませてお弁当箱を一拭きするだけでも違います。
中まで完全に火を通してから詰める
これは基本中の基本ですね。不十分な加熱が原因で食中毒を起こさないよう、肉や魚介類は完全に火を通して。炒めてから蒸す、煮るなどダブル加熱の調理法も効果的です。特に鶏肉とひき肉は菌の汚染率が高いので要注意しましょう。
ご飯に混ぜるものにも注意が必要
ご飯に混ぜるもので大丈夫なのは、青のり、ゆかり、ふりかけ、ごま、のりなど、常温保存できる乾物系のものだけ。
炊き込みご飯や混ぜご飯は傷みやすいので、5月~9月の夏季は控えましょう。
自然の防腐剤代わりになるものを入れる
自然の防腐剤代わりとして、有名なのは梅干しですね。
ご飯を炊く時、梅干やお酢をいれると傷みにくくなります。
また、シソを使ったふりかけ(ゆかり)を入れるのも効果的です。
安全で衛生的なお弁当を
せっかく家族のために早起きしてお弁当を作っても、お弁当を食べた家族がお腹を壊したなんて、ショックですよね。
小さいお子さんのいる家庭は、つい見た目重視のキャラ弁を保育園のお弁当に作るので、衛生面がなおざりになってしまいがちです。
家族の健康のためには、梅雨時のお弁当は見た目よりも実質本位が大切。
これらのことを守って、安全で衛生的なお弁当作りに心がけましょう。
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