リジカラのメリット・デメリットとは?
「リジカラ」は、「リジットカラー」の略で、車のある部分に使われるパーツのことです。車を買ったときについているパーツではなく、車の性能を考え後付けするパーツです。
リジカラとはどんな役割をしてくれるの?車に疎いが興味のある自分としては知っておきたいところ。車の世界は奥が深いですよ。
リジカラを使うわけ
ざっくりと説明します。リジカラとはアルミ調質材の特殊パーツ。車のボディとサブフレーム(エンジンを載せている部分)をしっかり結合させるための部品です。
えっ?購入した新車はしっかり固定されていないの?とお思いの方のいらっしゃるかと思います。
もちろん、ボルトはきちんと締められていますので、車がバラバラになることはありません。なにが固定されていないのかというと、それは車の大量生産を目的とした製造工程が深く関係しています。
皆さんも、テレビなどで車の工場を見たことがあるかと思います。流れ作業で、工場の方たちが素早く正確にパーツを取り付けていくことで大量生産が可能になっています。
短時間で作業しなければいけない流れ作業ですから、ボルトを止める穴はボルトにぴったりではなく、少し余裕を持たせています。サブフレームまでボルトとぴったり同じ大きさの穴だと、ボルトを差し込むときにきちんと差し込まなくてはいけません。その時間を短縮するために余裕のある穴になっているわけです。
しかし、いざ車を使うときになると、この余裕があるためにサブフレームとボディの一体感がイマイチになる。そこでその余裕を持たせた穴のボルトを固定すべく作られたのが「リジカラ」なのです。
リジカラを使えばこんなふうになる
リジカラは、筒の中ほどに、かまどの釜の羽のような薄い部分がついていて、そこに向かって筒の部分も少し膨らんでいます。
これをボディとサブフレームを繋ぐボルトの位置に設置し、ボルトを通して締めていきます。
ボルトを締めていくと、筒の部分の膨らんでいる場所(釜の羽のような部分の付け根)が徐々に変形して、ボルト穴を埋めるような感じになります。
そしてボディとサブフレームの結合部分のでこぼこは釜の羽のような部分がやはりボルトを締めることにより変形して埋められていきます。
例えとしては微妙ですが、入れ歯安定剤が歯茎と入れ歯の隙間をうめるように、自動車の接合部分の余計な隙間をリジカラが埋めてくれるため、サブフレームとボディの一体感が出るのです。
リジカラで感じるデメリット
リジカラ、いいものであるならつけてみたい、しかし取り付けてから「やっぱり取り付けないほうがよかったな」と思うようなことはないのでしょうか。
私は学生時代「力の働き」に関することがいくら学んでもよくわかりませんでした。その力学に疎い自分がいま、車を運転するようになってなんとなく気が付いたのですが、車に直接振動などが伝わらないのか、ボディとサブフレームが一体化することによって力が逃げづらくなるのではないか、という風に感じます。
路面のデコボコなどもちょっと不安な気もします。車自体の構造から、衝撃がダイレクトに感じられるということもないとは思いますが、日常の中で使用する車、早く走る用事もない中で、買った車にリジカラを装着するほどの不便は感じなですし、実際乗り心地の面でよくないと感じる方もいらっしゃるようです。
乗り心地優先の方にはあまりお勧めしませんが、車が大好きで、運転するのが大好きな方は、きっと性能の向上を感じることができるかと思います。
整備士さんなどと相談し、リジカラをよく理解したうえで取り付けることにしましょう
。またパーツを取り付ける際は必ず専門の技術をもった人が行うようにしてください。
また、メーカーのホームページ等をよく確認してみてくださいね。リジカラが楽しいカーライフの手助けになるかもしれませんね。
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