ホワイトノイズとは?その原因は?
オーディオ機器の説明文を読んでいると「ホワイトノイズが少ない」などの文章を見つける時があります。
このホワイトノイズって何のことでしょう?よくわからないので調べることにしてみました。
音について
ホワイトノイズについて調べる前に、まずは「音」について調べてみました。「音」とは物の響きや声、音波として伝わって起こす聴覚によって感覚される内容、またはそのもととなる音波の事を言います。
物理学的には音波そのものを「音」と呼び、超音波や低周波も「音」に含まれます。
音は音楽と騒音に分けられ、音楽は規則正しく一定の周波で続く音の事をいい、騒音は不規則な振動や無関係な周期の振動が同時に起こっているもので人を不快にさせるようなものです。
物理学的にもう少し詳しく説明すると、「音」は物体を通して縦波として伝わる力学的エネルギーの変動です。
この縦波の波は振動が伝播する現象の事で、空気を媒体とする音波は「縦波」、真空や透明な物体を媒体とする電磁波は「横波」に分けられます。
「音」は音圧の大きさを基準値との比の常用対数によって表現され、レシベルの単位が使われます。
可聴域にある同じ音は周波数が同じなら、音圧が大きいほど大きな音として認識されます。
雑音とは
「音」について詳しく調べたところで、今度は「雑音」について調べてみました。「雑音」とは、処理対象となる情報以外の不要な情報の事です。
ノイズとも言います。
一般の音響分野ではうるさい音や騒音の事を「雑音」と呼びます。
音響の世界の他にも「雑音」や「ノイズ」と呼ばれる現象は起こります。
例えば映像の世界では、画像のちらつきや映像のあれをノイズと言い、人間社会では集中力を妨げたり、判断に迷いを起こすような他人の言動をノイズと言います。
ノイズの中でもいくつかの種類には、特別な名前が付けられています。
それはホワイトノイズ(白色雑音)・ブラウンノイズ・ピンクノイズ・ブルーノイズ・バイオレットノイズです。
これらを「カラードノイズ」と言います。
ホワイトノイズとは?
音や雑音について調べたら、ホワイトノイズは雑音の一種だとわかりました。ここで更にホワイトノイズについて、詳しく調べてみます。ホワイトノイズは昔のビデオやカセットテープを再生するときに聞こえる「サー」「シャー」などの音の事です。
電気回路には基本的にはこのノイズが必ず存在しますが、目的の音が大きいとこのホワイトノイズには気づきません。
何が原因?
昔から聞いていたあの音の事を、ホワイトノイズと呼ぶことがわかりました。ラジオを聴く時やテープに録音した小さい音をボリュームを上げて聴こうとする時に聞こえるあの雑音に、このような名前がついているとは知りませんでした。
常に気になるわけではありませんが、時々確かに耳障りに難じることがあります。
ではこの「ホワイトノイズ」の原因は、いったい何なのでしょう?
スピーカーなど電子回路を使用している機器には、必ず熱雑音が発生します。
この熱雑音は熱抵抗が高くなっている事によって起こる電気的な雑音で、抵抗雑音とも呼ばれます。
電流が流れている個所ではそこにある電子が動く為、その動きが雑音となってスピーカーから現れてしまうのです。
スピーカーから目的の音を流すときにスピーカーの内部には電気を発生させるので、内部はかなり高温になります。
そしてその温度は内部にこもったままになるので、ノイズが発生しやすくなるのです。
風通しが良くない場所では熱がこもりやすいので、ノイズが発生しやすくなります。
ホワイトノイズはスピーカーの音量を上げると、ホワイトノイズの音も大きくなります。
このノイズが気になるなら音量を上げ過ぎない方がいいでしょう。
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