エアコンの除湿、設定温度は何度がいいの?
エアコンを使うときに気になるのはやっぱり電気代ですよね。
省エネやクールビズが注目される昨今、「冷房運転より除湿運転の方が電気代は安い」、
「設定温度は高めのほうが省エネになる」、「冷房運転の設定温度は28度が目安」「除湿運転は涼しくならない」などいろいろなウワサを耳にしますが、何が本当なのでしょうか。
冷房運転と除湿運転の設定温度による電気代の違いを考えてみましょう。
「除湿運転は電気代が安い」はウソ?!
結論から言いますと、「エアコンの機種によります」。
最近のエアコンには2種類の除湿機能があることをご存知でしょうか。
弱冷房除湿
お部屋の温度を下げつつ部屋の湿度も下げます。弱い冷房運転と同じです。
同じ設定温度で比較すると、風量が常に抑えられ、冷房運転より電気代が安くなることもあります。
再熱除湿
お部屋の温度を下げずに湿度だけを下げます。同じ設定温度で比較すると、お部屋に戻す空気を暖める分、冷房運転より電気代が少し高めです。
つまり、同じ設定温度の場合、電気代は「弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿」となります。
お使いのエアコンがどちらの除湿機能を採用しているのか、これによって電気代に違いが出てきますので、知っておいて損はないでしょう。
エアコンのパンフレットや取り扱い説明書に記載されています。最近は記載がないものもあるようです。
わからない場合は、メーカーに確認してみるといいでしょう。
設定温度はどれくらいがいいの?
冷房運転の設定温度は28度が推奨されています。1度高くするだけで約10%節電できるとも言われています。
電気代が気になる場合は、設定温度を少し上げると効果があります。外気温のマイナス5度くらいが目安です。
ただし、設定温度28度ってそんなに涼しくないですよね。
そこで注目したいのが、除湿運転です。湿度が15%減少すると体感温度は1度下がると言われています。
お部屋の湿度を下げると、設定温度が高くても空気がサラサラで快適に過ごすことができます。
冷房運転で部屋を冷やし(設定温度28度)、その後、除湿運転(弱冷房除湿)に切り替え湿度を下げると、快適に過ごせて電気代も押さえられます。
さいごに
節電したいからといって無理は厳禁!暑くて湿度が高い日は、エアコンを付けていても熱中症になる場合もあるそうです。
エアコンと扇風機を組み合わせるなどして、体感温度をさげましょう。
エアコンの冷房機能と除湿機能を上手に使い分けて節電したいですね。
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