へそのゴマ、その正体とは・・・
気が付くとおへそにゴマ・・・これって何?
おへそにいつのまにか「へそのゴマ」。見つけると気になりますよね。
でも「へそばかり触っているとお腹痛くなるぞ」と親や祖父母に注意されたことがある人も多いのではないでしょうか。
それもあってか見落とされがちなへそのケア。
しかし、夏になったら海で水着を着たいという人、へそが見えるファッションをする人は、へそにゴマ溜めていたら残念・・・。
やはりきれいにしておきたい部分です。
そもそも、へそのゴマって何でしょうか?
「へそのゴマ」の正体
へそのゴマ、正体は「垢」です。
洗いにくいため入浴してもきれいに落ちず、落ちなかった垢がこびりついたものが主な原因。
しかし、やはり「へその触りすぎで腹痛がおきる」ことが頭にある方も多く、入浴時におへそを意識して洗うことも少ないのではないでしょうか。
しかしへそとて皮膚、きれいにしておかなければ垢もたまるでしょう。
汗や石鹸かすもゴマの一因。ゴマは皮膚にとってもいいものではありません。
このへそのゴマが「垢」だとわかった以上、やはりつけておきたくないものですよね。
だからといって今日からシャワーを浴びるとき丹念にへそを洗おうなんてことはよくありません。
「へその触りすぎで腹痛がおきる」というのは、へその近くに腹膜や腸があるため、ずっとおへそを刺激しているとお腹が痛くなることがあるのです。
お手入れしすぎて傷がつき、その傷に入った雑菌が原因で炎症をおこすことも。
へそのゴマは優しくとってあげるのが一番。
そして毎日のお手入れである程度へそのゴマがたまるのが抑えられます。
「へそのゴマ」の取り方と毎日のお手入れ
オリーブオイルでのお掃除が効果的です。
妊娠・出産経験のある女性の方は胸のお手入れでご存じの方も多いと思いますが、妊娠後期になると胸にオリーブオイルを塗って分泌物の詰りや汚れを取り除き、赤ちゃんに授乳するためのケアをします。
胸をオリーブオイルでお手入れするのは、子宮収縮で赤ちゃんに負担をかけないため。
これと同じように、デリケートなへそのお掃除は、へそに傷をつけないようにオリーブオイルなどを塗り、徐々にゴマが取りやすくなってきたら綿棒やタオルでやさしく拭き取ります。
オイルを数滴へそにたらして数分おくと、ゴマが自然に浮いてくるようです。
このやり方で取れない、大きいゴマができて大変という場合でも、無理に一回できれいにしようとは思わず、また後日改めて同じやり方でやさしく行い、少しずつきれいにしていきましょう。
日々のお手入れとしては、やはりおへそ自体を丹念に洗うのではなく、ぬれタオルなどでへその周りをふいてきれいにしておくことが一番。
洗いたい時も、タオルや指の腹に少量の石鹸をつけ、さっとやさしく、が基本です。
ただし石鹸かすが残るとこれもまた「へそのゴマ」になってしまうこともありますので、やさしくきちんと洗い流しましょう。
こんな人はちょっと気を付けましょう。ゴマのたまりやすい人
汗っかきや新陳代謝の活発な方は、比較的へそのゴマがたまりやすいようです。
汗は額やわきの下ばかりではありません。不潔にしておくと、皮膚にもよくありませんし、においの原因にもなりかねませんので、へその周りの汗もきちんと拭き取り、清潔に保ちましょう。
おへそはおなかの真ん中でへこんでいて、ついつい洗うのを見落としたり汚れに気づかなかったりします。
中もでこぼこで洗いにくいし皮膚も薄く傷つきやすい、腸が近いからさわると腹痛になる。
あって何の役に立つのかと言われたら、やはりたいした役にはたっていないのかもしれません。
しかし、このおへそは、自分が命を授かった時からお世話になっていた「へその緒」のついていた場所。
胎児の頃にお母さんから栄養を受け取っていた場所であり、「お母さんと繋がっていた」という意味がある場所です。
命をつなげてきた大切な場所です、清潔を保っておきたいものですね。
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