「実力は折り紙つき」とてもうれしい言葉ですが、どんな由来?

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なんとなくわからない日本語、寝耳に水や馬の骨等、よっぽど分からない言葉であればどこかしらで語源を聞く機会があります。

ですが「実力は折り紙つき」という言葉は、なんとなく意味がわかってしまう為詳しくは教えられたことも無いですし、考えた事がなく、褒められたという嬉しさから深く考えない事が多いです。


日本語の語源は大体、その物の特徴の比喩か状態+そのものの特徴か行い、または特徴+特徴という形が多く、井の中の蛙大海を知らず、寝耳に水、魚心に水心、愚の骨頂等がそうですよね?

そんな中、良く良く考えると「折り紙って名詞だから単品では意味をなさないな?一体何だろう?」と疑念を持ってしまいます。ですので、実力は折り紙つきという言葉の語源について調べました。


実力は折り紙つきという言葉の由来

折り紙とは元々子どもが遊ぶ折り紙ではなく、平安時代より、偉い方に献上物や文書、刀、美術品を送る際、お送りした商品が本物でとても良い製品だと証明する為の目録、鑑定書の役割を持った、奉書紙という高級な和紙を折って同封した物を折り紙と呼ばれていました。

折り紙という言葉から、品質の良い刀を折紙太刀、折り紙つきの○○と呼ばれるようになり、実力は折り紙つきという言葉が今の時代に定着しました。ですので、折り紙とは品質の証明という意味になります。


その事から、実力は折り紙つきという言葉は、その人の実力は高い物だと保証されているという意味になります。なんとなく意味自体は分かっていた物の、言葉自体は平安時代に生まれていた物だという事から日本語の歴史の深さがわかりました。

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折り紙つきと似た言葉との使い分け

○○のお墨付きという言葉も聞いた事はありますよね?実力は折り紙つき同じような意味合いの言葉になり、どちらをどう使えばよいかわからなくなるので、お墨付きという言葉についても同様に調べて比較しますと、お墨付きという言葉は室町時代に大名が臣下に領土を与えた際、その権利を保証する為の保証書の役割である花押という文書が墨で記された事から転じて、その人の権利や実力を保証する言葉としてお墨付きという言葉が使われるようになりました。


このように折り紙つきとお墨付きは正しい文書の書き方でその人や物を証明するという所が言葉の意味としての始まりですが、折り紙つきは文書自体に意味を成し、お墨付きは文書の背景に大名や将軍があって初めて意味を成す事から、折り紙つきという言葉はそのまま直前に来る言葉に当てはめて使用する事ができますが、お墨付きは誰誰のお墨付きという形でお墨付きを付ける人を入れなければなりません。


折り紙つきはどういう場面で使うの?

単品でも使用する事が出来る為、非常に汎用的な言葉という事がわかりましたが、実は使う場面はそんなに多くはありません。

折り紙つきという言葉は昔は品質が保証できる物だけに当てはめられており、折紙太刀等の、純粋に高品質な工芸品等に使われていた為、そこから、人や価値の高い物の品質を保証する意味合いで使われ、お墨付きという言葉は、権利という目に見えないものに使われており、人の名前を当てはめることでとても多くの種類の対象に使う事が出来ますし、今では大手スーパーの食べ物のブランド名にも使われている為、誰誰のお墨付きという言葉は非常に幅広く使う事ができます。


いかがでしたか?実力は折り紙つきという言葉の語源は平安時代、権力者への献上物が品質が高い物だと証明する文書を折って入れた物を折り紙と呼んだ事から始まり、その品質の高さを証明する事を折り紙つきと言われるようになったという事がわかりました。


言葉の意味自体はほとんどの方が知っているものの使う頻度は多くないです。

ですが平安時代から続くこの言葉が今でも残っている意味は、やはり使われた相手がうれしいと思う言葉であるという事が大きいのではないかと私は考えます。相手を蔑む言葉は時代時代でころころ変わります。

一言で人を褒める言葉はそう多くはない中で、日本語では先ほど紹介した折り紙つきやお墨付き等の人を褒める為の言葉の種類が豊富な点が日本語の良い所だと考えております。


それと合わせて、使う頻度がそう多くはないからこそ言葉自体の重みが非常に強い物です。ですので、普段その人の実力や素晴らしさをを認めているのになかなか伝えられていない方がいらっしゃいましたら、その人を紹介する時に「この人の実力は折り紙つき」という言葉を使ってあげることで、使われた相手にとても大きな自信を与える事ができます。


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