暖地さくらんぼの花が咲かないのは何故?
近所のお家のお庭のさくらんぼが、毎年たくさん実をつけます。これがいつも羨ましくて、昨年ついにお手頃価格で売られている暖地さくらんぼの小さい木を購入しました。
自宅の庭の日当たりが良い場所に植え替えて、成長を楽しみにしています。
きちんと育てて確実に背が伸び葉をたくさんつけました。
しかし昨年はとうとう花が咲かなかったのです。
今年は花を咲かせたいのですが、何か育て方を間違えたのでしょうか?
サクランボ(または暖地さくらんぼ)の花が咲かない原因は?
さくらんぼの実がたくさん生る事を夢見て植えた暖地さくらんぼですが、花が咲かなければ実が生りません。花壇をきれいに飾る花は育てていますが、果物の木を育てるのは今回が初めてでした。
育て方は他の花と大きな違いは無いと思って、育てているのですがどうも違うらしいのです。
そもそも暖地さくらんぼは、一般のさくらんぼと種が違うらしいのです。
一般的にさくらんぼは寒冷地を好むそうで、温かい地域では実が落ちたりしてなかなか育たないそうです。
しかしこの暖地さくらんぼは温かい地域でも育てられる種類なのです。
そして花が咲くのも収穫する時期も、一般のさくらんぼより2か月程度はやいと言われています。
上手くいけばゴールデンウイークに収穫が出来ます。暖地さくらんぼは実は少し小さいのですが、鈴なりに実が生ります。
そして暖地さくらんぼの良い所は、一般のさくらんぼのように他家受粉をする必要が無く、自家受粉が出来ます。
なので木が1本しかなくても実が生るのです。
暖地さくらんぼは雨にもそれほど弱くなく、とても育てやすいさくらんぼだと本には書いてありました。
しかし花が咲かなかったのです。これはどういう事なのでしょう。
さくらんぼの木は、とても背が高くなります。
一般のさくらんぼが30m程度まで伸びる事と比べると、暖地さくらんぼは10m程度までしか伸びないので気の高さは低いかもしれません。
しかし広い庭の土に気を植えると根が長く伸び、大きくなろうと頑張ります。
その結果、木が成長している数年間はそちらに栄養を使う為、花が咲かない場合があります。
もうこれ以上背が伸びないと言うところまで成長すると、ようやくそこで繁殖をするために花を咲かせます。
という事は、数年間は花が咲くのを待つしかないのでしょうか?
そう思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
植木鉢など狭くて根が伸びない所に木を植えると、成長できない分早いうちに繁殖しようとするため最初の年から実をつけるために花を咲かせます。
剪定が必要?コツは?
暖地さくらんぼの花が咲かないのは、木を伸ばす事に栄養を必要とするためという事がわかりました。暖地さくらんぼの木をもう1本買ってきて、植木鉢で育てようと思います。そして鉢植えで育てる時にもまだ注意点があります。暖地さくらんぼは育てやすい木ですが、やはり手入れをしない事は良くありません。
葉が伸び始めてからも奥まで風通しが良く日差しを受けられるように、剪定が必要です。
その剪定の仕方を失敗すると、花が咲かなくなります。さくらんぼの花は、前年に伸びた枝の部分に芽が出てきます。
なので前年に伸びた枝の部分を切らないようにしないといけません。買ってきたばかりの木は、どこに芽が出てくるのかわからないので最初の年は剪定をしなくてもいいそうです。
剪定する時期も1月から2月頃など早い時期に行います。そしてさくらんぼの木は傷の治りが遅いので、切りすぎにも注意をした方が良さそうです。
まとめ
美味しいさくらんぼの実をたくさんつけるためには、観賞用の植物とは違う手入れの仕方が必要だとわかりました。
広くて日当たりの良い所に植えればすぐに花が咲くと思っていた自分の考えが浅はかだったと気づきました。
正しい育て方がわかったので、来年は暖地さくらんぼの花を見ることが出来ると思います。
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YouTube 暖地サクランボ日誌
YouTube 2014.03.10 暖地サクランボが開花
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