冬の七草はあるの?

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春と秋の七草があるのだから、夏と冬もありそうな気がしますね。

調べてみると、夏はありそうなのですが、冬に関しては歴史的な裏付けがあるものはないようです。

七「草」というより、鍋物に合いそうな七「野菜」風なのではこんなのがありました。
  
ねぎ、白菜、大根、春菊、ほうれん草、キャベツ、小松菜

考えてみると春の七草は「春」と言いながら1月7日という真冬に食べるものです。

春の七草が考えられた頃は旧暦だったので、その頃は今の2月初め頃に春の七草粥を食べていたそうですが。

となると、冬の七草は今の11月から1月頃の植物になりそうです。

  雪割草、フキ、寒菊、水仙、節分草、福寿草、寒葵

こちらはいかにも冬の花らしいラインナップです。

春の七草が食べるもの、秋の七草は観賞する花、夏の七草も戦時中の食糧難の時に食べられるものという観点から選定されています。

冬の七草にあたる11月から1月頃は、厳しくなっていく寒さの中、それに負けず咲く花や野菜に風流を感じますね。

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俗説・冬の七草(野菜編)


今回、普段は気にしていない七「野菜」は花としてはどうなのか、調べてみました。

①ネギ 
ネギ科またはヒガンバナ科に属し、原産地は中国や中央アジアです。

花は坊主頭を連想させることから「葱坊主」などとも呼ばれます。

普通は根の部分を食べますが、実はこの葱坊主は食べられ、しかも非常に美味しいのだとか。

開花する前の状態の花部分を天ぷらにすると、ほろ苦さと甘みが口の中に広がります。

②白菜 
アブラナ科に属し、現在日本で見られる白菜は品種改良されたもの。

食卓に並ぶようになったのは20世紀に入ってからだそうです。

菜の花と非常に似た花を咲かせます。お浸しにすると、菜の花に比べてクセがなく、ほんのり甘くて柔らかいそうです。



③大根 
アブラナ科に属し、原産地は地中海や中東。紀元前2200年頃には既にエジプトで二十日大根が食されていたそうです。

大根は花が咲く前に収穫します。花はつぼみをお浸しなどにして食べられ、カイワレ大根のような味だとか。

④春菊 
キク科に属し、地中海沿岸が原産です。

ただし食用にしているのは東アジアのみ。

花は外側が黄色のもの(写真)や、黄色一色のものなどがあります。

春に花が咲くことから命名されたとか。花の部分は苦味が強いですが食べられるそうです。

⑤ほうれん草 
ヒユ科の植物で、イランあたりが原産だとされています。

寒締めという、収穫前冷気にさらす処理をすることで甘みが増します。

花が咲く前に収穫します。

花を食べてみたら菜の花のようで美味しかった、とあるブログで報告されていますが、普通は食べないようです。

⑥キャベツ 
アブラナ科で、古代は胃腸を整える作用から薬としても用いられていたそうです。

全国に広まったのは戦後。花は地方によってはつぼみのうちに茹でて味噌汁に入れたりお浸しにするそうです。

⑦小松菜 
これもアブラナ科です。

江戸時代に品種改良され、東京の小松川で栽培され始めたと言われます。

耐寒性の強い作物で、今は日本全国で栽培されています。

他のアブラナ科と同じく、花が咲いてしまうと野菜そのものはもちろん、花にもえぐみが出るため、つぼみのうちに食べます。

こうして調べてみると、七「野菜」はその可憐な花が充分野花として鑑賞できそうですし、更に殆どのものが料理にも使える優れものです。

この7種類を選んだ人が誰か、という記録は残っていないのですが、この7種類が観賞用と食用、両方に使えることを知っていたのかもしれませんね。

四季の七草以外にも七草があった


日本には、春夏秋(+冬?)の七草のほかに、イネ科を中心とした七草というものがあります。

稲・粟(あわ)・黍(キビ)・稗(ヒエ)・胡麻・小豆・蓑米(ムツオレグサ)の7つで、最後のムツオレグサは現在食用として栽培はされておらず、栃木県では準絶滅危惧Cランクとされています。

そのほかの5種類は今や健康に良い雑穀としてどこのスーパーでも手に入る健康食品としておなじみです。

昔の人は、科学的知識はなくてもこれらの秘めたるパワーをちゃんと知っていたのですね。

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