オオイヌノフグリの名前の由来とは?なぜこんな名前なの?

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もはや残念でしたとしか言いようのない、お花「オオイヌノフグリ」。春に青い花を見せてくれるヨーロッパ原産の野草です。

明治になってから日本に入ってきて、帰化植物(誰もお世話しなくても自然に定着して繁殖できている植物)になりました。

もう、かわいそうとしか思えないこの名前、どうしてこんな名前が付けられたのでしょうか。

オオイヌノフグリの名前の由来


実は、「イヌノフグリ」という野草があるのです。オオイヌノフグリより前から日本におりました。

この花に似ていてこの花より大きいから「オオイヌノフグリ」と名前をつけられてしまったのだそうです。

実際、「オオイヌノフグリ」と「「イヌノフグリ」は近縁種。近年はイヌノフグリがオオイヌノフグリに押されているらしく、先輩イヌノフグリは環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類 (VU) に指定されているそうです。

そしてお花の名前の意味ですが、「ワンちゃんの陰嚢」という意味です。もちろんオオイヌノフグリは「大きいワンちゃんの陰嚢」です。なんという名前を小さなお花に付けてしまったのでしょうか・・・。

元はと言えば「イヌノフグリ」の命名です。果実の形状が雄犬の陰嚢に似ているということで、明治から昭和初期の植物学者、牧野富太郎が命名しました。

牧野富太郎は、命名した植物2500種以上(新種1000、新変種1500)、自ら発見した新種は600種余りと言われています。

そんなすばらしい先生が・・・もうちょっと違う例えかたをしていただけたらありがたかったと思うのは私だけでしょうか。

先輩「イヌノフグリ」に似ていたから「オオイヌノフグリ」。かなり不憫です。
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ちなみにウィキペディアには「オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。」とありました。完全に「イヌノフグリ」からの押し付けの名前。もう可哀想すぎます・・・。

お花の名前を変えたいけれど


路肩などに咲いている野草とはいえ、青く小さな花に「オオイヌノフグリ」とは、イメージもよくありませんよね。

もっとかわいい、違う名前をつけたほうがいいのではと後の学者が提案したこともあるようで、「ルリクワガタ」、「オオヒョウタングサ」、「ルリカラクサ」などの名前を考えたそうですが、やはり最初に使われてしまった「オオイヌノフグリ」が定着しすぎていたのか、定着することがなかったようで
す。

ヨーロッパでは「キャッツアイ」「バードアイ」などと呼ばれているそうです。同じ動物の体の一部の名前ですが、やはりこっちの名前のほうが可愛い気がします。


お花の時期と、野草にもある「花言葉」


オオイヌノフグリは秋に芽が出ます。冬には他の植物が少ないため、その時期に育つことができるこの野草には好条件。

そして早春にたくさんの花をつけ、春の終わり頃には枯れてしまいます。

夏の間は種子で過ごし、また秋に芽を出して冬の内に育つ。この野草は細胞内の糖濃度を高め、寒さに耐えることができるのだそうです。

茎や葉についている細かい毛も防寒の役にたっているようです。

最後に、花言葉を紹介します。

オオイヌノフグリも、小さな野草ではありますが、花言葉があります。

それは「信頼」「神聖」「清らか」「忠実」です。名前とはかなり対照的な花言葉ですね。

オオイヌノフグリの学名は「Veronica persica」聖書に出てくる聖女ベロニカと同じ綴りなので、彼女にちなんで、このような花言葉を持つようになりました。

おかしな名前をつけられていますが、地道に、かわいい花をつける野草「オオイヌノフグリ」。道や空き地などでみかけたら、春を感じることができますね

春の草花はなにもタンポポや菜の花などだけではありません。時には、小さくていつも雑草くらいに思ってしまっている野草にも目を向けてみてくださいね。青くて小さなかわいいお花も、あなたに春の訪れを知らせてくれていますよ。

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