ハハコグサとチチコグサの違いとは?
春になると、空き地や田んぼの脇に黄色いハハコグサがたくさん咲くのを見かけます。これは「ごぎょう」の名前で春の七草の仲間に入っています。そしてハハコグサと言えばもう一つ、チチコグサという植物もありますね。このハハコグサとチチコグサの関係を知っていますか?
ハハコグサとは?
ハハコグサについて、詳しく知っていますか?私は「春ごろに見る黄色い雑草」程度の認識しかありません。そこでハハコグサについて調べてみました。
ハハコグサはキク科ハハコグサ属の植物です。

秋に発芽して越冬し、春になってから花を咲かせて枯れていく越年草です。「御形」とも呼ばれて、茎葉の若い者は食用としても用いられ春の七草の1つでもあります。
花期は4~6月で成長すると高さは30cm程度まで伸びることもあり、茎の先端には黄色い花を多数つけます。葉と茎に、白い綿毛を生やすのが特徴です。
チチコグサとは?
ハハコグサに対するチチコグサは、見た目や生態も似ているのでしょうか?こちらも調べてみました。チチコグサはハハコグサと同じキク科ハハコグサ属の植物です。多年草で小柄で背が低く、春から秋にかけて花を咲かせます。花茎の先端に多数の頭花をつけ、色は褐色です。見た目はハハコグサと比べると、ずいぶん地味な印象です。そしてチチコグサは、食用としては用いられません。
ハハコグサとトチチコグサの違いって何?
2つの説明で、何となくどのような植物なのかわかりましたか?ハハコグサの方が黄色くて華やかな印象がありそうです。そして食用としても使われています。その他に違いはあるのでしょうか?ハハコグサは綿毛が多いこの見た目の特徴から、「ホホケグサ」と呼ばれていました。これがだんだん変わってきて今の「ハハコグサ」になったと言われています。
そしてチチコグサは見た目がとても地味な印象があり、「父子」が地味と感じる事から見た目が似ているハハコグサに合わせて「チチコグサ」の名前が付いたと言われています。「母子」より「父子」の方が地味な印象と言うのも、なんだかかわいそうな気がします。
そして前にも書いたように、ハハコグサは黄色い花の越年草ですが、チチコグサは褐色の頭をつけた多年草です。同じキク科の植物ですが、このような違いがあるのです。
他にも似ている名前で違うものはある
余談ですが、ハハコグサ・チチコグサのように名前が似ているけど違うものは、探すとたくさんありました。せっかくなので、こちらも紹介します。・パンケーキとホットケーキ:
この2つは同じように作られて、出来上がりや食べ方にも違いが無いように思います。パンケーキの「パン」はフライパンの意味があるそうです。フライパンで焼いたケーキなのでパンケーキです。ホットケーキはパンケーキの1種になるそうですが、パンケーキは卵やハムを使って朝食などのおかずと一緒に食べ、ホットケーキは生クリームやジャムなど甘い甘いものを添えて食べます。
・ウインナーとソーセージとフランクフルト:
この2つの違いも、混乱します。ウインナーはひき肉を羊の腸に詰めて造られます。この中で太さが20mm未満の物をソーセージと言い、豚の腸に詰めたものがフランクフルトです。
・パフェとサンデー:
パフェはフランスから来たデザートで、生クリームやチョコレート・アイスクリームなどを使用して飾られます。サンデーはアメリカから入って来ました。材料はほぼ一緒ですが、器は丸く浅めの物を使います。
・ライスとごはん:
ここにも違いがあったとは知りませんでした。同じような気がしますが、実は微妙に違いがあるのです。
ごはんは普通に一般家庭で炊かれるご飯と一緒で、炊飯器などでお水から炊きます。
ライスは外国人に好まれるような炊き方の工夫があるそうです。自ら炊くのですが、途中で水を捨てて蒸して粘り気が無くさらっとした食感になるように仕上げるそうです。
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YouTube チチコグサ 富浦公園
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