韓国のソウルフード、ケジャンを食べたい!でも寄生虫は大丈夫?

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「ケジャン」とはカニ料理の一種です。韓国人のソウルフードとして知られていますが、とにかく美味しくて一度食べたらはまってしまうお味だとか。

いったいどんな料理なのでしょうか。

ケジャンってどんな食べ物?

新鮮な生のワタリガニ(韓国語で「コッケ」)をタレに漬け込んで熟成させたものです。カンジャンケジャンとヤンニョムケジャンの2種類があります。

カンジャンケジャン」はしょうゆ味。ニンニク、しょうが、玉ねぎ、ニラ、糸唐辛子、ゴマなどをカニにたっぷりまぶし、その上から熱した醤油を注いで作ります。「ヤンニョムケジャン」はしょうゆ、ニンニク、しょうが、粉末唐辛子、砂糖、水飴、胡麻油などを混ぜ合わせたたれのもの。こちらはかなり辛いです。

ワタリガニが最も一般的ですが、ケガニ、イシガニなど季節や地域により色々なカニを使用します。5~6月はカニが一番獲れ、しかも美味しい時期。韓国では誰もが食べるソウルフードです。専門店で食べると、大体1人前10,000~20,000ウォン(約1,000~2,000円)です。

食べ方ですが、殻をつけたまま口に入れ、身を吸い出すようにして食べます。甲羅の部分にごはんを乗せ、カニ味噌と混ぜながら食べるのが特に絶品です。韓国では「ご飯泥棒(パットドゥッ)」と呼ばれるほどなのだとか。


寄生虫の問題がある?

言ってみればキムチのカニ版といった感じの料理ですが、寄生虫の問題があるのでは、と日本では心配されています。これはある事件の報道が発端でした。

中国四川省で、男性の頭の中からカニの寄生虫が発見されたのです。

この男性は酒の中に生のカニを入れたものを飲むとリューマチが治る、という民間療法を信じ、飲み続けていたのだそうです。ある日めまいと寒気を覚え、口内が乾くようになったため病院へ。そこで彼の様子がおかしい、と脳神経外科で調べたところ、なんと脳内に数十匹の寄生虫が発見されたのです。

その寄生虫はカニやエビに寄生している種類のもので、どうやら酒に漬けこんでいたカニの寄生虫がアルコールでは死なず、脳内に行ってしまったようです。カニやエビの寄生虫は55℃以上の熱を加えないと死なないため、酒内で繁殖してしまったのでしょうか。

ウェステルマン肺吸虫と呼ばれる寄生虫がカニやイノシシ肉の中に生息していることが知られています。この寄生虫は腹膜炎や発熱、血痰といった症状が出ることが多いのですが、脳に入った場合頭痛、嘔吐、てんかんなどの症状を経て死亡する場合があります。中国・四川省の男性の病気はこの寄生虫が原因だった可能性が高いです。
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また、2009年の日本呼吸器学会誌に掲載された文章によると、日本でも同様のことが起きています。大阪で1年前にケジャンを食べて以来血痰が出るようになった男性を精査したところ、肺吸虫症と診断されたのです。一緒に食べた友人は1ヵ月後には発症していたとのこと。

九州南部でもよくウェステルマン肺吸虫症に感染した人が見つかります。原因の7割がイノシシ肉を食べたことに起因するとされています。

肺吸虫は東南アジアに多く、日本、韓国、ベトナム、タイ、フィリピン、インドなどに多いとされています。原因はカニの生食が多いのですが、たとえ食べなくても、素手で触ってその手から感染することもあります。


どうやって食べたら安全?

国立感染症研究所 寄生動物部の実験結果によると、マイナス18℃で2時間冷凍処理すると、ウェステルマン肺吸虫の幼虫は感染性がなくなる、と証明されています。

現在日本の韓国料理専門店で食べられるケジャンは、多くがワタリガニを韓国から輸入し、急速冷凍されてから作られています。そのため、冷凍処理が適切であれば全く問題はないと言えるでしょう。

ただし、大阪で感染した例もあるように、ずさんな処理をされた場合は感染する危険性があります。信頼できるお店で食べるようにしましょう。通販で購入する場合は、冷凍便にしてくれる所を選び、自宅の冷蔵庫でもう一度マイナス18℃以下で2時間冷凍すれば、安心といえますね。

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YouTube:シンサドン カンジャンケジャン路地

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