テンメンジャンの代わりは何?買わなきゃダメ?
今日の夕飯は何にしようかな、と夕方になるとレシピ本をめくったり、レシピサイトを見たりしている主婦の方、多いのではないでしょうか。
お料理上手の方は、レシピを見てその材料が一部なくても、何かで代用してパパッと作っちゃうんですよね。尊敬します。
それが自分にはできないので、きちんと材料を揃えちゃう。で、その時しか使わない調味料まで買っちゃう。結果その一回しか使わず賞味期限切れとなり廃棄・・・勿体なさすぎる!
特に最後まで使い切ったことのないものが「テンメンジャン」。中華なんてめったに作らないくせにこれを買って半分以上残して廃棄の繰り返し、これはなんとかしたい。
テンメンジャンって、どんな調味料?
勿体ないので、家にあるもの、もしくは買ってきてもほかに使い道のある材料でテンメンジャンを再現できたら言うことなしです。それにはまずテンメンジャンを知らないといけませんね。
テンメンジャンというのは簡単にいうと甘めのお味噌。ただし日本の味噌の多くは大豆を使っていますが甜麺醤は大豆の味噌ではありません。
小麦粉と塩、それに特殊な麹を加えて醸造したもので、黒や赤褐色。塩が入っていても甘いんです。テンメンジャンは「甜麺醤」と書きます。「甜」は甘い、「麺」は小麦を意味するのだそうです。そうか、漢字の一部分に「甘」「麦」が入っている!
確かに中国の「甜茶」って甘いですよね。大好きです。
「なんちゃってテンメンジャン」をつくる
さて、スーパーで調味料コーナーを見回しておわかりになる方も多いかと思いますが、日本の調味料で一番色味が似ているのは八丁味噌だと思います。この八丁味噌を使ってなんとかならないでしょうか。
探してみたらありました。お味噌から作るテンメンジャンの作り方!
ほうほう、材料は「味噌、砂糖、水、醤油、しょうが(すりおろし)、ごま油」
これなら揃えられそう。
上記の順でお鍋に入れてかき混ぜながら最初は強火、よーく混ぜて沸騰したら弱火。
とはいえ、こちらのように大量にはいらないと思うので、同じ比率で少量を作ってみましょう。もちろん材料が少ないので煮る時間も少し短めでいいでしょう。ただし、焦げないように、でもきちんと煮詰めてとろみを出すこと。これがコツのようですね。
出来上がったらよく冷まして冷蔵庫へ。けっこう日持ちするようです。日持ちするからと言って作りすぎるとまた廃棄するはめになってしまうので、自分の場合はちょっとずつ作ることにします。
さてテンメンジャンは出来上がった!お料理開始
作ったテンメンジャン。どんなお料理に使えるかな?
回鍋肉(ホイコーロー)。テンメンジャンで炒めたキャベツ、美味しそう!
麻婆豆腐。辛いイメージの麻婆豆腐。でも、市販のタレではなく自分で作るからこそ味の調節が可能。一緒に入れる豆板醤を少な目にして自作のテンメンジャンをちょっとだけ多めに。少し辛さを控えた麻婆豆腐になりそう。辛いのが苦手な人もいいですね。
担々麺や、ちょっとおしゃれなところで北京ダックのたれにも。中華が食べたくなってきましたね!
作るときにきちんと過熱していますので、そのままでも使えますし、お料理過程の調味料としても使えます。炒め物などにすると味噌がいい香りです。
レシピサイトではいろいろな炒め物などに大活躍していますので、是非覗いてみてください。麻婆○○もいろいろな野菜などで作られていて美味しそう。おや、これは冷蔵庫の中にある食材で一品作れそう!
食事を作るときにレシピサイトを見ることが多いのですが、基本家にある野菜やお肉、魚などを中心に検索しがちです。今日は視点を変えて調味料から検索。意外な料理にヒットするかもしれませんよね。
自家製テンメンジャン、お試しあれ。
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