ゼラチンの代用品になるものとは?
ふと、家でできるもので簡単にお菓子を作ろうと思い立ち、クックパッドで検索すると、何を作ろうとしてもゼラチンだけが家に無いか賞味期限が切れていて、ゼラチンの為だけにスーパーに買いに走るという経験が皆様もあると思います。
普段あまり使わないものをその都度買うより、身近な物で代用できれば良いのではないかと考えゼラチンの代用品について調べてみました。
ゼラチンとは
主成分はたんぱく質であり、動物の骨や皮からとれるコラーゲンを抽出したものです。ゼラチンは他の物と混ぜても味を変える事がなく、ゼリーなどの食品を作る時に固める目的として使われる事が多い他、医療、工業等の幅広い分野で使用される優れモノです。
食用としては主に顆粒タイプと粉タイプと板タイプの3種類があり、常温でも溶ける粒タイプの汎用性が高く使いやすい為、広く流通しています。
飲み物やスープにコクを与え、粉物に入れると生地がしっとりふっくらするという効果まであるそうです。
自分で1から作る方法もあります。ゼラチンを魚や骨付き肉等の骨を温水でとゼラチンの液が出てきます。
それを50℃位に保ちながら濾過してから殺菌し乾燥させた物を細かく砕けばゼラチンの完成です。
簡単に書きましたが、とてつもない時間と手間がかかります。実際にゼラチンを作られているメーカーさんはph検査など更にいくつもの厳しい工程を経て製造されていますので、自分で作るというのはあまり現実的ではありません。そこで本題の代用品についてです。
ゼラチンの代用品
1番近いとされるアガーでさえ素材が全く逆なので、完全にゼラチンと同じように使うのは難しい事がわかりました。ですが素材の特徴を理解して活かすことでゼラチン以上に使いやすくすることもわかりました。
ゼリーを作る場合を想定して代用品を紹介させて頂きます。
・寒天
代用品として最も有名な物が寒天です。お菓子を固めるというところでの用途は一緒ですが扱い方が違い、90度以上じゃないと溶けず、非常に凝固しやすい為、常温でも固まり保存も可能です。ゼリーを作る際は分量をゼラチンよりも少なめに使うとゼリーに近い食感に近づきます。
食感としては固く羊羹のような食感になりますが、ご高齢者の方に作る際はのどに詰まらせる危険が少なくなる為、喜ばれるかもしれません。
・アガー
カラギーナンという海藻抽出物とローカストビーンガムという豆類の種の抽出物の混合でできており、常温でも溶けず、食感がゼラチンと寒天の中間のイメージです。
「一般家庭にそんなものないよ」と思われた方もいると思いますが、アガーは冷凍保存が可能という特徴がある為、ある程度の保存がきき、夏場にお子様の弁当に凍らせた手作りゼリーを入れると喜ばれると思います
・マシュマロ
上記では代用の物を紹介しましたが、マシュマロには材料の中にゼラチンが含まれているので、1度それを溶かして使う形になります。
元々マシュマロに砂糖と卵白が含まれているので特にゼリーを作る際にはとかしたマシュマロとジュースを合わせるだけの簡単ゼリーも作れてしまいます。
急なお客さんが来た時、子どものおやつに買っておいたマシュマロが・・・というときに簡単にできて料理上手と思われるので是非1度為したいですね。
家庭にある代用品でも使い方によってはおいしくできてしまう事がわかりました。皆さんも新しい寒天、アガー等を使った自分だけのお菓子のレシピを作っておくと便利です。
今回ゼラチンの代用品を調べましたが、中国では廃棄された革靴からゼラチンを作っていたということで世界を震撼させたというニュースがあったようです。
日本ではそのような事はないですが、大規模な畜産施設が少なく、ゼラチンの量を集めるのに非常に苦労しているようで、仕入れのコストが高いというのが現状です。
また、裏方としての役割のゼラチンですが、成分は動物性で、カロリーが100g300キロカロリー以上あります。年々ベジタリアンという生き方を選択している人が増えている今、少しでも健康にいい物を使いたいという方は是非ゼラチンの代わりになるもので料理を試してみてください。
ゼラチンを使わない料理をされる際の参考になればということでYOUTUBEの動画にて紹介させて頂きます。
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