やるやらないじゃ大違い!油を長持ちさせる方法
揚げ物は家庭料理の定番メニューですが、揚げ物はいろいろ面倒なことって多いんですよね。
ちょっとみなさんに聞きたいことがあるのですが…。
新しい油で揚げ物をした場合、何度か使いますか?!
なかなか1度に使い切らないのがほとんどなんですよね…。
油は安く手にはいるわけではないので、もったいないんですよね。
使うたびに汚れるのは当たり前ですが、再度使うにしても、油が綺麗じゃないと上手に揚がらないですし、処理するにも手間がかかるのでなるべく何度か使ってから捨てたいところですね。
では、油を綺麗に長持ちさせる方法をご紹介しましょう!
❶揚げる順番を考える!
これは揚げる前に気をつけていただきたいことなんですが…
食材の揚げる順番を野菜からにしましょう。
そのあとに肉や魚を揚げます。
先ほど、新鮮な油は美味しく揚がると述べましたが、いつも新しい油とも限りません!
なるべく汚さないようにするには、鮮度が落ちにくい食材から調理することで鮮度が保てます。
一番汚れないのは野菜で、これは天ぷらも同じことです。
揚げ物をしている最中に汚れているなぁ~と感じたら、新しい油を足して中和させましょう。
さし油のような少量では意味がないので、1/4は足すようにして、材料をすべて取り除いてから行ってください。
❷フィルター付きポットで保存!
油を取っておく専用のポットが市販されていますが、フィルター付きのものってご存知ですか?!
フィルター付きにすることで、油を濾過しキレイにしてくれます。
濾過がきちんと出来ていないと焦げやすくなります。
前回の衣の残りが付いて黒くなっていることってありますよね、それが原因です。
濾過することで揚げ物をする時に食材が焦げるのを防いでくれます。
フィルターを入れる際に気をつけて欲しいのですが、揚げ終わった直後はたいへん高温です。
食事中に冷ましておきましょう。
冷めたらフィルター付きのオイルポットに油を注ぐだけで、フィルターによって揚げカスを取り除いてくれます。
そのままシンク下などの陽の当たらないところで保存しておくだけでOKです。
オイルポットは定番の油保存容器です!
その前に一手間加えるだけで、油をさらにキレイな保存状態になります。
その一手間とは…
⑴冷ご飯を利用!
冷ご飯をなるべく細かくバラバラにしておきます。
揚げ物が終了した直後の高い温度の油の中へ入れます。
しばらくすると衣のカスやゴミをご飯を吸着してくれます。
お箸でご飯粒をグルグル回すようにすると、上手に取れますよ!
⑵ジャガイモの皮を利用!
2個分くらいのジャガイモの皮を、揚げ物が終了したあとに5分くらい素揚げします。
ジャガイモに含まれる食物繊維が、古くなった油の酸化物を吸着してくれます。
フライドポテトなんかにすれば一石二鳥ですね!
⑶片栗粉
200CCの水に大さじ3ほどの片栗粉を入れ、硬めの水溶き片栗粉を作ります。
ボールなどの容器にキッチンペーパーを敷き、そこに油を注ぎます。
その油に片栗粉を投入します。
すると、片栗粉と油が分離します。
片栗粉が下に沈殿し、油のカスやゴミが吸着し濾過してくれます。
その他の方法としては…
●小まめに使いかけの油を使用する!
油は空気に触れた状態で置いておくと油は酸化してしまいます。
炒めものなどに使うなどして、出来れば早くに油を使ってしまった方が良いでしょう。
●梅干し
これにはビックリしました!
唐揚げなど揚げ物をしている最中に梅干しを2つほど入れます。
これだけで油がキレイになるとか?!
ですが、おばあちゃんの知恵的な感じで言われているだけですので、ちゃんとした根拠はないそう。
ですが、梅が含むアルカリ性が酸化する油を防いでくれるというのは、あながち間違ってないかもしれませんね!
実際、油は繰り返し何回まで使えるのでしょう?
1度使うと酸化してしまうのは確かです。
昔に比べると油の精製技術はしっかりしています。
1度の揚げ物で20~30分の揚げ物程度なら、酸化して次回の揚げ物に使えないなんてことはありません。
使用回数や油の種類、揚げ物種類、温度、その後の保管方法にもよりますが、同じ油を3~4回は繰り返し使えるでしょう。
処分する目安としては…?
●色が濃く(黒く)なる
具材を入れた時に、その具材が見えなくなるほどの黒ずんだ油になってしまったら、アウトです!
●泡が消えにくい
繰り返し使っていくと泡が消えにくい状態になってしまった場合も使えません。
食材を取り去ってもしばらく泡が残る場合もダメですよ!
●180℃くらいで煙が出る
古くなってしまうと180℃ほどでも煙が出てしまいます。
新鮮な油ですと、230~240℃まで煙が出ることはないので、低温での煙は危険信号です!
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