お料理に便利なバルサミコ酢!その代用品の作りかた
お料理にバルサミコ酢は使っていますか?
私はあの酸味が好きでお肉やキノコのソテーを作るときによくバルサミコ酢を使っています。
先日も我が家の定番、バルサミコ酢を使ったトンテキを作っていたのですが、作り始めてからバルサミコ酢を使い切ったことを思い出しました。
その時に行けるような近所のお店では手に入りません。
困った末に調べてみたら自宅にある調味料で代用が出来ることがわかりました。
とっても便利なこの方法を紹介します。
バルサミコ酢って何?
バルサミコ酢を常備していないご家庭は、まだ多いと思います。名前は知っているけど、どのようなものなのかわからなくて手が出せない人もいるでしょう。
決して値段が安い物ではありませんから、知らないと買う気になりませんよね。
ここでバルサミコ酢の基本知識を紹介します。
バルサミコ酢はイタリアの中部地方で11世紀から作られている果実酢です。
トレビアーノという甘みの強いブドウ果汁を煮詰めたものを木の樽の中で発酵させて、12年以上もかけて熟成させて造られます。
しかしこのような手の込んだものは、ますます手が出せないような気がしませんか?
もし購入したとしてももったいなくて使う気になりません。
スーパーには一般的な普及品も売っていますので、最初はこちらを選ぶのが無難でしょう。
こちらも甘みのあるブドウを、長期間熟成発酵して造られています。
バルサミコ酢の健康効果
バルサミコ酢はブドウを煮詰めて発酵させて、長期間熟成させて造られます。これを聞いただけでも体に良さそうな感じがします。事実、バルサミコ酢にはたくさんの健康効果があるとわかっています。
① ポリフェノールの含有量が高い
ブドウを濃縮して造るバルサミコ酢はポリフェノールの含有量がとても高く、黒酢の3倍も含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用がとても強く、美肌効果や体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃する作用があります。
血液をサラサラにする働きがあるので、脳血栓や心筋梗塞などの病気を防ぐ効果が期待できます。
② 疲労回復効果がある
バルサミコ酢の酸味にはクエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸には体内に溜まった乳酸やピルビン酸を分解する作用があります。
夕食のおかずの味付けにこれを使うと、その日の疲労を翌日に残さずに済むかもしれません。
③ 消炎作用がある
バルサミコ酢のクエン酸には炎症を抑える効果があります。
体の炎症と言えば、皮膚炎や胃腸炎など様々なものがあります。
慢性的な炎症は健康によくありません。
そして、体内の免疫効果を高める役割があるとも言われています。
免疫力を高めると、癌細胞が成長する事を妨げる事ができます。
バルサミコ酢は何かで代用することはできる?
以上のように健康効果が高く常備するととても便利なバルサミコ酢ですが、うっかり切らしてしまった時にもキッチンにある調味料だけで同じ味を作る事が出来ます。お酢 + ウスターソース = バルサミコ酢
お酢とウスターソースを1:1で混ぜ合わせるとバルサミコ酢の味になります。
ウスターソースは玉ねぎなどの野菜やリンゴなどの果物と食酢や糖類・カラメル等を混ぜ合わせて作られているものなので、確かにバルサミコっぽい味を作るのかもしれません。
実際にこれを使ってトンテキを作ってみたのですが、味はいつもの味と何も変わりはありませんでした。
一緒に食べた家族からも好評で、ソテーを作るときはこの代用品で十分だと感じています。
そして慶應義塾大学が開発した「味覚センサーレオ」がバルサミコ酢とウスターソース+お酢の代用品を比較して数値化したグラフがインターネットで紹介されていました。
甘みと旨味はやや代用品の方が高めに出ていましたが、グラフは同じ形で味がほぼ一緒という結果が出ています。
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