「一年の計は元旦にあり」の続きは?由来とその意味を調べました。

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「一年の計は元旦にあり」。毎年元旦になると頭に浮かんで来ませんか?

実は、この言葉には前後に文章があるというのを聞いたことがありますか? とは言っても、元々の出所がはっきりしておらず、由来について諸説あるのですが。

色々と調べてみました。

由来やその意味は?

現在もっとも有力な由来候補は2つあります。
 ・毛利 元就
 ・中国の書物「月令広義」の一節

それぞれ見てみましょう。

①毛利 元就(もうり もとなり)
 室町後期~戦国時代の戦国大名です。「戦国最高の知将」「謀神」などと呼ばれた、用意周到な策略家として名をはせました。

 「一年の計は春(年初め)にあり、一月の計は朔(月初め)にあり、
  一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり」
               ↓
「1年の計画は年の初めに、ひと月の計画は月初めに、今日の計画は早朝に立てなさい」

 これを1558年、長男の毛利 隆元へ当てた手紙に書いたとされています。

②中国の「月令広義」
 1573~1620年の万暦という時代に書かれた物とされています。

 「一日之計在晨(一日の計は晨(あした=朝)にあり)
一年之計在春(一年の計は春(年初め)にあり)
一生之計在勤(一生の計は勤にあり)
一家之計在身(一家の計は身にあり)」
            ↓
 「一日の計画は朝に、一年の計画は元旦に立てなさい。
一生の計画は仕事をまじめにすることで決まり、
一家の将来は主の生き方(健康)で決まる」
      ※「一家の計は身にあり」は「生き方」と「健康」の2つの訳があります。


「一年の計は元旦にあり」には続きがある?

「月令広義」の1行目と2行目が「1年の計は元旦にあり」に当たる、と言われており
「一年の計は元旦にあり」の続きとは、これの3行目と4行目のことです。

つまり、「一年の計は元旦にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」が全文だという説があります。

また、別の説としては1行目を足して「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」が全文だ、とする説もあります。
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ほかにも「一年の計」で始まることわざはあるの?

中国や日本で色々あるようです。

①管子(中国の春秋時代の政治家)
 「一年の計は穀を樹うるに如くはなく、十年の計は木を樹うるに如くはなく、
  終身の計は人を樹うるに如くはなし。
  一樹一穫なる者は穀なり、一樹十穫なる者は木なり、
  一樹百穫なる者は人なり」
  (穀物を育てるのは1年の計画であり、木を育てるのは10年の計画である。
   しかし、人間を育て、成果を見極めるには、一生をかけた計画が必要である)

②山本有三(劇作家・小説家・政治家)
  「一年の計は麦を植えることにあり、十年の計は樹を植えることにあり、
   百年の計は人を植えることにあり」

③安井息軒(儒学者)
  「一日の計は朝にあり。一年の計は春にあり。一生の計は少壮の時にあり」

最近はこのような言葉もあります。
「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり、
 十年の計は樹を植えるにあり、百年の計は子を教えるにあり」

由来はわかっておらず、多分自己啓発的なビジネス用語ではないか、と言われています。


どの文章も、言っていることは同じですね。
・一年の目標や計画は、1月1日の朝から考えること。
・小さなことの積み重ねによって、大きいことを成し遂げられる。
・物事を始めるにあたって一番大切なのは、最初にきちんと計画を立てること。

3つともは無理でも、せめて1つくらいは「一年の計」にしたいですね。


ところで、「元旦」がいつのことか、おわかりですか?1月1日の「朝」のことを指しているのです。「旦」の字の「日」が太陽、「_」の部分が地平線を意味していて、日の出とか朝とかいう意味なのです。「元日」とは意味が違うのですね。

さて、これほど日本で重要視される1月1日ですが、ほかの国ではあまり祝われることはありません。

中国・台湾・韓国・ベトナムなどでは旧正月のほうがずっと重要です。またキリスト教国やイスラム教国などの宗教国家では、その宗教に即したお祝いのほうをずっと重要視しています。

例えばキリスト教では12月25日、イスラム教ではイスラム暦10月1日と12月10日からの祝祭「イード」です。1月1日は単なる「年が変わった日」という認識のようです。

日本でも、神武天皇が即位したのが今の建国記念日で、昔はその日が正月だったそうです。

何故か日本は「初め」という物事により惹かれるようですね。初がつお、新茶、初茸(マツタケ)、ヴォジョレー・ヌーヴォー、1月1日…。ちょっと不思議ですね。

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