雷雨ぜんそくは日本でも起こるのか?

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2016年11月にオーストラリア南部のビクトリア州で、雷雨喘息に罹って8500人以上の人が搬送されたというニュースがありました。

そのうち6人は死亡しています。

11月は日本では冬に入ろうとしている頃ですが、日本と季節が逆のオーストラリアは春で花粉の飛散量が多い季節です。

オーストラリアではライグラスというイネ科の植物の花粉が多く飛散しており、これが雷雨喘息の原因と言われています。日本でも雷雨喘息は起きているのでしょうか?喘息や雷雨喘息について調べてみました。


そもそも喘息とは?

喘息は気管支などの気道に慢性的な炎症が起きていて、アレルギーの原因物質を吸入したり感染に罹った時に発作を起こす病気です。

発作が起こると呼吸困難になり、ゼーゼーヒューヒューなどの喘鳴や咳が止まらないなどの症状が続きます。アレル
ギーの原因物質を吸入すると気道の炎症が強くなり、気道が狭くなるので呼吸が困難になります。そして痰などの粘液が多く分泌されて、喘鳴の音も大きくなります。

軽い発作なら気管支拡張剤の吸入で治まりますが、重症化すると様々な治療薬を投与しても気道が拡張しないため生命が危険な状態になる事があります。


雷雨喘息とは?

喘息は原因物質の吸入やストレスなどにより気道が狭くなり、呼吸困難を起こす病気です。では雷雨喘息は具体的にどのような物なのでしょうか?

雷雨喘息は、イネ科のライグラスの花粉が多く飛散している季節に発生します。
湿度が高い季節にライグラスの花粉が非常に多く飛散してさらに雷雨で湿度が急激に上昇すると、飛散しているライグラスの花粉が水分をたくさん吸収します。

そして水分を多く含んだ花粉は一気に爆発して粉々に砕けて飛散するので、呼吸と一緒に吸い込んだライグラスの花粉が鼻毛にくっついて止まらずに気管支や肺の中まで入り込みます。

ライグラスの花粉アレルギーの人の肺まで達すると、花粉に刺激されてその部分に炎症が起こります。気道の腫れや分泌物の増加で気道が狭くなり、呼吸困難に陥ります。

このように雷雨喘息はアレルゲンになる花粉の飛散と、雷雨による湿度の急激な上昇により発生する喘息です。

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日本でも雷雨喘息になる?

日本でも春先から梅雨入りの頃までスギなどの花粉のアレルギー症状に苦しむ人がたくさんいます。喘息と診断されて治療を続けている人も少なくありません。

そして夏に限らず季節の変わり目には、日本の各地で雷雨が発生します。オーストラリアで発生したような雷雨喘息は、日本でも起こる事があるのか調べてみました。

オーストラリアの雷雨喘息は、ライグラスというイネ科の植物の花粉が気道から肺まで入り込んだことにより発生しました。

このライグラスという植物は日本では「ネズミムギ」と呼ばれる植物です。

北海道から九州まで、各地で普通の雑草として自然に育っています。

花期は5月~7月で、この頃には花粉が多く飛散します。そして日本では、ゲリラ豪雨と呼ばれる突然の激しい雷雨がここ数年頻繁に発生しています。

特に気温が上昇する夏には発生頻度が上昇しています。ネズミムギの開花時期とゲリラ豪雨が発生しやすい時期は7月頃に重なっています。

花期が7月までとは言え、8月になると花は咲かずに花粉が飛ばなくなるのではありません。開花が遅れた花は8月に入っても咲いているので、真夏にもネズミムギの花粉が飛散している可能性は十分にあります。

まだ日本では雷雨喘息の発生についての報告はありませんが、この植物にアレルギー反応を起こす体質の人はこれから雷雨喘息が発生するかもしれません。

雷雨喘息の発生を防ぐ対策として、雷雨の時やその直後には外出を控え室内で過ごす事をおすすめします。


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