銀杏の食べ過ぎはよくないの?1日どのくらいなら大丈夫?

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イチョウといえば、日本では珍しくもない樹木。黄色く色づく独特な葉の形を思い浮かべる人、銀杏のにおいを想像する人も多いでしょう。

ところが、銀杏は絶滅危惧種に指定されている植物なのです。かつては色々なイチョウ科の植物があったのですが氷河期に絶滅し、中国原産の種のみが残っています。

世界中で現在見られるイチョウは全て兄弟なのですね。ヨーロッパのイチョウは1692年に長崎から持ち出された種子から始まったそうです。

黄葉が美しいことから街路樹として全国に植えられ、55万本以上あるのだとか。明治神宮や昭和記念公園、大阪御堂筋、京都堀川通、北海道大学のイチョウ並木、青森・北金ヶ沢の日本一の大イチョウなどなど、各地に素晴らしいスポットがあります。

銀杏がなる木とならない木があるのをご存じですか?イチョウは雄株(雄木)と雌株(雌木)の区別があり、実がなるのは雌株のみ。

雄株は銀杏(果実)ができません。そのため、街路樹など人々が銀杏を踏んであの独特なにおいを発しそうな場所では、雄株だけを植えられる場合もあるそうです。葉の先がはっきり割れているイチョウが雄株です。


庭や家の近くに1本しかイチョウが生えていなくても、銀杏の実ができることがあります。これは、雄株の花粉が周囲1km以上に飛ぶため、雌株1本しかなくても受粉し、実をつけることがあるからだそうです。

YouTube:越前ぎんなん収穫ピーク


焼き銀杏の作り方



銀杏の食べすぎは体に悪い?

昔から銀杏には色々な効能があるとされて来ました。例えば焼く・煮る・煎じることで鎮咳作用、去痰作用、滋養作用、強壮作用があるとされています。また生食することでも去痰、殺虫作用があるそうです。

銀杏には脂質、糖質、タンパク質、ビタミンA・B群・C、鉄分、カリウムなどが含まれていて、滋養強壮効果があることがわかっています。また膀胱や肺を温める力があることから、頻尿や夜尿症などにも効きます。

アメリカでは古くからGinkgo Bilobaと呼ばれサプリメント化されていて、特に頭脳を明晰にし記憶力を良くすると考えられています。ボケ防止のために摂っている人もたくさんいます。

日本ではあまり頭脳に関する研究はされていないようですが、心身共に健康になるのであれば、どんどん食事に取り入れたいですね。

ところが、最近食べ過ぎはよくないということがわかって来ました。「銀杏食中毒」という中毒になる場合があるのです。

今の所国内では200例もないのですが、吐き気・嘔吐・けいれん・めまいなどの症状が出ます。発熱はほとんどありませんが、ひどい場合は意識不明になることもあります。若干ですが、死亡例も報告されているのです。

原因と想像されているのが、銀杏に含まれるビタミンB6に類似する物質ギンコトキシン。体内のビタミンB6の作用を低下させてしまう毒性を持っていて、ビタミンB6欠乏症になってしまうのだそうです。

アレルギーという訳ではないので、たまたまB6が若干欠乏している時に銀杏を食べて、中毒を起こすこともあります。この物質は熱を加えても分解しないことがわかっています。

ビタミンB6はタンパク質や脂質の代謝に不可欠な栄養素です。肝臓に脂質が蓄積するのを防ぐ作用があります。欠乏すると顔に湿疹が起きたり、神経系の異常(足がつりやすくなるなど)などの症状が起こります。食材ではレバー、まぐろ、かつお、にんにくにB6が多いのですが、通常の食事で必要量は摂取できるとされています。

ビタミンB6は体内では作られないビタミンです。そのため、食事で摂取することにより、体内で一定濃度に保たれるようになっています。ところが偏食などで摂取量が少なく欠乏状態になっている場合があり、その時に銀杏を食べると銀杏食中毒を起こす可能性が高まるのです。

1日どれくらいなら大丈夫?

銀杏食中毒は、子どものほうが多いことがわかっています。約7割が子供だそうです。原因は不明ですが、毒性の吸収・解毒能力が大人に比べて低いことや体の大きさなどではないか、とされています。

そのため、大人の場合は一度にたくさん摂らないこと、少量でも続けて食べないこと、B6の摂取を心がけることなどで予防することができるのですが、子ども、特に幼児には与えないほうが良いとされています。

与える場合でも、消化不良を起こす危険性も合わせて考え、1日4~5粒、大人の場合は10粒程度がよいという報告があります。また、昔から「歳の数以上食べるな」と言われているので、それ以下なら大丈夫という説もあります。


判明していないことも多いので、お子さんにはたまに茶碗蒸しなどで食べさせる程度にしておいたほうが安心ですね。

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