赤ちゃんを低温やけどから守ろう!
赤ちゃんや幼児の低温やけどは重症化しやすいと言います。もちろん大人でも低温やけどになります。
家族みんなで気を付けなくてはいけませんね。
子供の低温やけどが重症化するのはどうしてなのか、低温やけどはどんなときになるのか、知っておくと防ぐこともできますね。
低温やけどは意外と身近
低温やけどは意外と身近におこります。
湯たんぽや電気毛布、電気カーペット、カイロなど、体を気持ちよく温めてくれるものがやけどになってしまうもの。
温める場所が一か所に集中して、長時間温めていると、じわじわと皮膚の奥までやけどになってしまいます。
熱湯など本当に熱いものは触ってもすぐ手をひっこめたり体を避けたりしますが、気持ちいい温度は長時間そのまま触れ続けて熱せられていますので、重症になりやすいのです。
赤ちゃんの低温やけどについて
赤ちゃんの低温やけどは特に注意しなくてはいけないといいます。
まず赤ちゃんは熱いと感じても自分で動けません。
「熱い」というよりは「温かい」という温度でじわじわ熱せられてうまく動くこともできずにその結果、低温やけどになってしまうのです。
寒いと可哀想だと思って電気カーペットの上に寝かせておいた、ストーブの近くに居させたなどで低温やけどになることが多く、そして大人と同じ面積のやけどでも大人より全体の中に占める割合が多くなります。
だいたい人間は体全体の10%以上のやけどはショックや感染症などによって危険な状態になることもあります。
赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いため、こういったやけどなどは命の危険にもつながってきます。
赤ちゃんの寝床のそばには低温やけどの可能性のある器具は置かない・使わないようにしましょう。
赤ちゃんは皮膚も薄いので、あとも残りやすいようです。そのへんも注意しましょう。
赤ちゃんが低温やけど?対処法
長時間温めていた場所が赤くなってそのまま赤みがひかないと低温やけどの可能性がありますので、まずはとにかく冷やします。
可能であれば流水で30分以上。なかなか流水を当てられない場合は冷やしたタオルをこまめにかえるなどしてとにかく冷やしましょう。
もしも水ぶくれができていたら潰さないこと。そしてタオルやガーゼで冷やしながらお医者さんへ行きます。
行先は皮膚科へ。家にある薬などは塗らずに行ったほうがよいそうです。
赤ちゃんの体温調節の目安
暖房を使うのがいけないわけではなく、暖房の近くで長時間温まるというのが危ないので、寒い冬は暖房も必要です。
まず赤ちゃんのそばに暖房器具を置かないことです。
母親学級などでも教わるかもしれませんが、赤ちゃんの適温は20℃くらい。
大人が着ている服マイナス一枚を目安に赤ちゃんに服を着せてあげましょう。
部屋が暖かければ寝床は特に温めなくても大丈夫です。
むしろ赤ちゃんは汗っかきなので、暖かくしすぎるとたくさん汗をかいてしまいます。
布団のかけすぎも赤ちゃんの体温を上げてしまいますので、こまめに調節してあげましょう。
とはいってもかわいいわが子、寒いのではないかとついつい暖かく暖かくと思ってしまうのが親心。
できるだけじかに暖めるのではなくて室温や毛布、布団などで調節してあげましょう。
赤ちゃんに限らず、幼児も大人も一度眠ってしまうと熱く感じでも起きない場合もありますので、子供には低温やけどの原因になるものは近づけないことが一番です。
やむをえず使う場合は、子供が低温やけどにならないように細心の注意を払いましょう。
ご高齢の方にもいえることなのですが、足は少々他の部位よりも鈍感のようです。
なので、低温やけども足にできてしまうということが多いのです。
特にぐずりもしないのに気が付いたら足が真っ赤になっていたということもあり得ます。
赤ちゃんは熱くても自分で動いて避けることができません。
暖房器具などに頼りすぎないように気を付けてください。
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