痛みがすごい!尿管結石の予防のための食事
経験者曰く、まさに「のたうち回る激痛」という「尿管結石」。
腎臓の結石が尿道に下りてきて留まっている状態です。
結石は割と多くの方ができるものらしいですが、尿道よりも小さな結石は自然に排出されますので特に問題もありませんが、尿管結石になると背中や脇腹の痛み、血尿といった症状が現れます。
そのままにしておくと、数日後にはまさに「激痛」を経験することになりますので、上記の症状の場合は早く病院に行きましょう。
さて、誰もが痛いのは避けたいところ。
尿管結石にならないために出来ることを、食生活を中心にお話しします。
水分をたくさんとりましょう。
尿管結石を予防するために、極力水分を多くとるように心がけます。
結石を作る物質が排出されやすくなりますので、できるだけ2リットル以上は飲むようにしましょう。
水、麦茶、ほうじ茶がおすすめです。
いくら飲み物だからといっても、次の項目にあげますが、「ビール飲んだから」はNGです。
プリン体・シュウ酸に気を付けて
食べすぎ、飲みすぎに注意してもらいたいのが「プリン体」。
尿の中にプリン体が多いと結晶化することがあるそうです。
ビールなどのアルコール類、動物性タンパク質に含まれるようですので食べすぎ飲みすぎに注意しましょう。
動物性脂肪も大敵です。
脂肪酸がカルシウムと結びつくと、本来結びつこうとしていたシュウ酸がカルシウムと結びつけないようになり、尿の中にシュウ酸がたくさん出てきてしまいます。
このシュウ酸は結石の原因の一つと言われています。
コーヒーやココア、緑茶などに含まれているほか、ほうれん草やレタス、芽キャベツやブロッコリーなどにも含まれています。
栄養面を考えるとぜひとも摂りたい野菜ではありますが、結石のことを考えると摂りすぎないほうがよさそうです。
カルシウムは摂るべし
カルシウムはなんとなく結石になりやすいのかなとも思いますが、上記のようにシュウ酸と結びつき、便の方に行きますので、尿の中に含まれるシュウ酸の濃度を下げてくれます。
なので、シュウ酸を増やさないためにもカルシウムはしっかり摂りましょう。
牛乳や乳製品は手軽にカルシウムを摂ることができます。
牛乳は無調整の牛乳よりは低脂肪乳のほうが良さそうです。
小魚、大豆製品もしっかり食べましょう。
食事の時間も大切です!
お仕事で帰宅時間が遅くなり、夕飯を食べてすぐ寝るという方もいらっしゃると思います。
食後すぐに寝てしまうのではなく、可能であれば寝る4時間ほど前には食事を終わらせましょう。
結石は夜に作られているそうです。
寝る寸前の食事が習慣化している方は気を付けましょう。
早く帰れる日やお仕事がお休みの日には早くご飯を食べて、時間を空けてから就寝してくださいね。
食べ合わせをうまく活用
シュウ酸を多く含む食材、栄養面では食べたいものばかり。
そんなときはカルシウムと一緒に食べるとシュウ酸とカルシウムが結びつきやすくなります。
ほうれん草に鰹節をかけて食べることがあると思いますが、これはとてもいい食べ合わせです。
シュウ酸が多く含まれる食品を食べる時はカルシウムを摂ることも忘れずに。
食事に小魚や低脂肪乳を加えるだけでも効果ありです。
ほうれん草のシュウ酸はあくに多く含まれていますので、茹でてあくをぬくことでかなりシュウ酸を減らすことができます。
食の欧米化といいますか、魚食の多かった昔にくらべて肉料理が多くなってきた昨今。
カルシウムは減少し、動物性脂肪、タンパク質が食卓に多くのぼることも多いと思います。
外食が多い方もついついたくさん食べてしまうのではないでしょうか。
尿管結石は食事に気を付けるだけでかなり回避できるとのこと。
食事を少し工夫して、水分をしっかり補給して、「のたうち回る程の激痛」を回避しましょう。
最近のコメント