画期的な視力回復法「オルソケラトロジー」のデメリットについて
「自分の体の五感の中で1つだけなくすとしたら?」という話題は皆さん1度はされた事があるのではないでしょうか?
自分だったら最悪何を無くすかという事を考えて答えを出しますが、その中で多くの方は視力を無くすという選択はしないです。
それほどまで人間が情報を得たり活動する中で、視力は非常に多くのウエイトを占めています。
メガネ、コンタクト、レーシック等、メガネはともかく、技術が進歩しているのに悪い部分が目立ってしまい、どうしても完全な治療という物が未だ生まれない眼に関する技術の中で、最近また新たな治療法が生まれました。それがオルソケラトロジーという物なのです。
では、オルソケラトロジーとは何なのか、眼に関する治療法は色々問題がありますが、果たしてオルソケラトロジーはデメリットがあるのかをご紹介させて頂きます。
オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジーとは手術ではありません。手術せずに視力の矯正を行うという目的で産み出されたものであり、具体的な方法として、寝ているときに専用のハードコンタクトレンズを装着し、日中の一定時間のみ、視力を良くする物です。
専用のコンタクトレンズという物は具体的に1人1人の角膜の形状に合わせてレンズの形を決め、寝ているときにそのコンタクトレンズを付けることで角膜の形が眼の状態に合うように矯正されて、視力が良くなると言ったメカニズムになります。
視力が悪くなる原因として、角膜を通して入ってきた光が網膜の部分でピントが合い脳に情報として伝えられるのですが、近視であれば網膜の前にピントが合ってしまう、遠視であれば網膜の先でピントが合ってしまう事で物が上手く見れないと言った状態になるのですが、それを一時的に防ぎます。
もちろん根本から治す物ではありませんが視力の悪い方にとっては一定時間だけでも視力が良くなるならうれしいですし、レーシックと違いリスクがあるわけではないので、大丈夫なのではないかと思われるかもしれませんが眼に入れるという事は少なからずリスクは付き物です。
ですので、次でオルソケラトロジーのデメリットについてご紹介します。
オルソケラトロジーのデメリットとは
人間の器官の中でとてもデリケートな部分である眼において、手術をしないという点で、デメリットを極力排除している方法ではありますが、やはり、気お付けなければならないデメリットがございます。そのデメリットを3つご紹介いたします。・コンタクトレンズの洗浄
通常のコンタクトレンズもそうですが、きちんと決まり通りの洗浄を行わないと緑膿菌やアメーバ等の影響を受け、角膜感染症を引き起こします。
その場合視力の低下ももちろんそうですが、ずっと放っておくと最悪失明してしまいますので気をつけましょう。
特にオルソケラトロジーのレンズは形が若干異なりますので、レンズケースも2カ月に1回変える、流水で1回流してから本格的な洗浄を行うといった方法で丁寧に洗浄しましょう。
・角膜に傷
ハードコンタクトである事、それを寝ているときに使用する為、寝ている際の予測できない眼球運動により角膜に傷がつく恐れがあります。
・眼の働きの阻害
例えば眼は物を見る以外にも目を潤す為に涙を流したりと言った機能が備われております。
角膜を強く抑えるというオルソケラトロジーの性質からそんな機能を阻害する恐れがありますので、角膜上皮障害、角膜浮腫、結膜炎になるリスクが高まります。
このように案外様々なリスクが存在するオルソケラトロジーですが、日本では実は医療用機器としての認定を受けてはいません。
ですので、メリット自体はあるにしろ、デメリット自体はまだまだ想定しきれない部分があるという点で全てを信頼するべきではないという事がわかります。
ただ、治療に関して、まずは一定期間お試しを行って購入するという事が出来る眼科さんもありますし、定期的な経過観察等のしっかりとしたサポートを受ける事は可能ですので視力に悩まされていて、尚且つ手術を受けたくないという方は是非検討に挙げてみてください。
いかがでしたか?
オルソケラトロジーとは角膜を専用コンタクトで矯正することで一時的に視力を回復させる為の物で、3つのデメリットがあるという事を知る事ができました。
視力は良いに越したことが無いものであり、昔からの悩みの1つでしたが、最近スマホの長時間使用等で更に視力に悩まされている方は多くなってきました。
それを解決する為の方法とその危険性をしっかりと知って頂く事で普段何気なく使用している眼を守りましょう。
オルソケラトロジーのデメリットについて動画でも紹介させて頂きます。
オルソケラトロジー治療のご説明
オルソケラトロジーとは?
(体験談)毎晩コンタクトをつけるだけで視力回復できる「オルソケラトロジー」について
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