意外と知らない桃アレルギー、その症状とは?

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7月から8月が旬の桃。中国が原産で、「水蜜桃」と呼ばれたとおり、みずみずしく甘い味と香りが特徴です。

お盆のお供えにするところも多いですね。

ところがその桃にアレルギーを起こす人が増えています。

というより少なくとも20年以上前から報告は上がっていたのですが、果物でアレルギーを起こす、ということがずっと認知されていなかったのです。

どんな症状が出たら桃アレルギーなのでしょうか。

桃アレルギーの症状は?
症状は人によって色々ですが、大体の人に出る症状は、桃を食べると15分以内に

・突然、口の中がピリピリする
・喉がムズ痒くイガイガする

という症状が出ます。その他、

・口の中の粘膜や唇が腫れあがる
・耳の中が痒くなる
・喘息発作を起こして呼吸困難になる
・腹痛・嘔吐・下痢をする

などの症状を訴える人もいるようです。

これを「口腔アレルギー症候群」と言います。

口や喉の粘膜に起こるアレルギー反応とされていますが、そのほかの箇所にまで反応が出てしまう人もいます。

反応が激しい人だと、においの粒子が飛んで来ただけでも症状が出るといいます。

何が原因で起きるの?

原因となる果物は桃だけに限りません。

 バラ科―桃、リンゴ、いちご、梨、すもも、プラム、プルーン、さくらんぼ など
 ウリ科―メロン、スイカ、カボチャ、きゅうり、ズッキーニ、ゴーヤ など
 セリ科―セロリ、にんじん、パセリ、明日葉、三つ葉、セリ など
 ミカン科―オレンジ、レモン、グレープフルーツ など
 マタタビ科-キウイフルーツ
 ユリ科-ニンニク
 ナス科―トマト、じゃがいも、なす、ピーマン、唐辛子 など
 バショウ科―バナナ

同じ科に属する果物・野菜はアレルゲンが似ているため、アレルギーを起こしやすくなると言われています。

例えばバラ科の桃アレルギーの人は同じバラ科のいちごアレルギーにもなりやすいのです。

また、桃アレルギーの人がやはりバラ科の桜の花見をしているうちに気管支喘息の発作を起こすこともあります。

また、特定の花粉と密接な関係があることがわかっています。

花粉症の10~20人に一人は口腔アレルギー症候群または予備軍と言われています。

花粉症の人がこれらの科の果物・野菜を摂ると、発症する可能性が高いようです。

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①カバノキ科花粉症(シラカバ、ハンノキ)
リンゴ、桃、梨、ビワ、さくらんぼ、いちご、メロン、スイカ、キウイ、オレンジ、マンゴー、アボカド、きゅうり、ごぼう、くるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、にんじん、セロリ、ジャガイモ、トマト など(バラ科、マタタビ科など)

②イネ科花粉症(カモガヤ、オオアワガエリ)
  メロン、スイカ、オレンジ、キウイ、トマト、じゃがいも、玉ねぎ、セロリ、米、小麦 など

③キク科花粉症(ブタクサ、ヨモギ)
  スイカ、メロン、バナナ、きゅうり、ズッキーニ など(ウリ科など)

④ヒノキ科花粉症(スギ、ヒノキ)
  トマト

特にシラカバ花粉症の人の半数は、口腔アレルギー症候群だと言われています。

口腔アレルギー症候群は、花粉症になったあと、その花粉と同種の構造をしたタンパク質を含んだ果物や野菜を摂取することで生じると言われています。

その一方で、花粉症ではない人が、食品中のタンパク質に過剰反応しておきる場合もあります。

一時、このアレルギーの原因は農薬ではないか、と言われたことがありました。

近畿大学が無農薬のりんごで研究をおこなったところ、りんごアレルギーは減らないという結果だったそうです。

むしろ無農薬にしたことで病害虫の攻撃から身を守るための特殊なタンパク質が増え、そのタンパク質が新たなアレルゲンとなることが確認されました。

野菜の代わりを果物で摂れば良いと考え、果物ばかり食べていると口腔アレルギー症候群になりやすいとも言われています。

また、体力がない時やストレスが溜まっている時には症状が出やすくなると言われています。

風邪、寝不足、生理前後などは特に気をつけて下さい。

自律神経が不安定になるため、免疫系のバランスが崩れやすくなっているそうです。

他にどんなアレルギーを併発しやすい?


YouTube:花粉症と口腔アレルギー症候群との合併症に注意


天然ゴムの木の樹液(ラテックス)に対するラテックスアレルギーがある人の約半数が、口腔アレルギー症候群を併発するという報告がされています。

ゴムと同種のタンパク質を持つものとしては、バナナ、キウイ、アボカド、パパイヤ、グレープフルーツ、メロン、イチジク、くるみ、トマト、じゃがいもなどがあります。


こういった症状への対処は、原因となった果物や野菜を摂らないことです。

症状が軽いとつい食べ続けてしまいますが、アレルゲンをどんどん体内に入れてしまうので、症状が悪化することがあります。

火を通すとアレルゲンとなるタンパク質が分解されやすいとも言われていますが、加熱しても症状が出ることもあります。


特に症状が強い時には、病院で抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などを処方してもらうようにして下さい。

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