初心者ゴルファーは「ばね指」に注意!
「ばね指」とは、簡単に言うと指の腱鞘炎のことです。
どちらかというと女性がなりやすいそうで、出産後や更年期以降は気をつけたい症状です。
また指を酷使することでもばね指になることがあるそうで、一日中お仕事でパソコン入力している方やゲームにのめりこんでやめられなくなる人、仕事や趣味で指先の細かい作業をする方も注意したほうがいいです。
この「ばね指」、ゴルフでもなることがあるのだとか。特に初心者ゴルファーの方は要注意です。
「ばね指」とはこんな症状
指を動かすとばねで弾かれるような感覚があり、そのうち指が曲がらなかったり伸ばせなかったり、ひどくなると熱をもったり腫れたりするそうです。
少しでもおかしいと思ったら医師に相談しましょう。整形外科で診てもらえます。
なぜゴルフで「ばね指」になるの?
ゴルフは特に細かい作業をするわけでもないし、パソコンやゲームとは違うし、どうしてばね指になるの?と思いますよね。
理由は「初心者ならではの力の入れ方」とでもいうのでしょうか。
ばね指の症状がでるのは親指に多いようです。
ゴルフに慣れていない人はまずゴルフクラブのグリップを握るとき、必要以上に指に力が入ってしまうのだそうです。
必要以上の力でグリップを握り、早くうまくなろうと練習をたくさんしすぎるとばね指になってしまいます。
重心などを考えながら打つこともあるでしょうが、そのことから体自体も固くなっていて、よけいに手に力が入ってしまうのかもしれませんね。
ばね指にならないようにするために
ばね指にならないようにするためには、練習は長時間しないことがまず挙げられます。
そしてグリップを握る手に力を入れないようにやさしく握ることが必要。
どうしても力が入ってしまうかたはグリップにタオルを巻いて握ってみましょう。
握力を鍛えるのも効果があるようですが、無理せず少しずつ鍛えていきましょう。
練習が終わった後はとにかく指を休ませましょう。
痛みや腫れがあるときはピンポイントで冷やして痛みが取れた後、ぬるま湯くらいの温度で温めます。
血行が悪いのもばね指にはよくありません。そしてどうしても痛い場合は整形外科へ行きましょう。
ばね指になってしまったら
ばね指になってしまったら、治るまでゴルフはしないことです。
痛くてもうまくなりたい一心で練習をして、指が動かなくなってしまったら大変です。
愛煙家の方には悲しいお知らせですが、ばね指は血行をよくしてあげないといけませんので、血管を収縮させてしまうタバコはしばらく我慢しましょう。
アルコールも体の水分を外にだしてしまい、血行が悪くなるので、こちらも我慢です。
後は医師の話をよくきき、それに従って治すしかありません。
湿布や薬を処方される場合、注射になる場合、手術になる場合とあります。
初期の場合は医師の判断を仰がず自分で指を固定したり休ませたりで治ることもないことはないのですが、今後のことを考えると、自分でなんとかするよりは医師の診察を受けたほうが賢明です。
勝手な自己判断は悪化してしまいますので、気をつけましょう。
また、治ったからといってまたすぐに今までのような練習を再開すると再発するかもしれませんので、練習はちょっとずつ再開するようにしましょう。
ゴルフを始めた人は、はやくきちんとボールを飛ばせるようになりたい、経験者のようにプレーしたいと少々熱く練習してしまいます。しかし無理は絶対にいけません。握り方の基礎から徐々に進めていきましょう。
上手に握れるようになれば、ゴルフでばね指になるようなことはありません。
握り方やフォームが無理なくできるようになってくると、きっとばね指になることはなくなると思います。
肩の力を抜いて、グリップを優しく握って、楽しいゴルフにしてくださいね。
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