低炭水化物ダイエットは安全?危険?

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ダイエットに興味のある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

「低炭水化物ダイエット」「ローカーボダイエット」「糖質制限」など色々な呼び方がありますが、簡単に言ってしまえばごはんやパン、ケーキなどの炭水化物を減らし、その分タンパク質を多く摂るダイエットのこと。

肥満が多いアメリカで発案されたものなので、効果はかなり期待できそうですね。でも危険はないのでしょうか?

最初の低炭水化物ダイエット アトキンス・ダイエットとは


アトキンス・ダイエットは1990年代にアメリカのロバート・アトキンス氏が提唱した痩身のためのダイエットで、一般のアメリカ人が1日に摂る炭水化物200~300gを20~40gに減らす方法です。

炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたもののことなので、糖質も制限しなくてはなりません。

ただし人工甘味料はOK。

炭水化物20g/日から始め、痩せてきたら少しずつ炭水化物を増やし、体重が増えない「自分にとっての適量」を見つけます。

目標体重になったら、精白されたものや果糖などを避けるように気をつければ良いとされています。

一時アメリカで大人気となったのですが、発案者のアトキンス氏が2003年に死亡。

直接の原因は転倒による頭部強打なのですが、死亡時に彼が心臓病を患っており、体重が116kgもあったことが判明し議論となりました。

更にその1年後には、このダイエットを1年続けると頭痛下痢などの副作用が強く現れるようになるとの研究発表がなされ、ブームは一気に下火に。

今でもおこなっている人はいますが、危険と隣り合わせというのが米国農務省の見解です。

日本で最初に広まった炭水化物断ちダイエット「和田式フィギュアリング」


日本で最初に炭水化物断ちを大きく謳ったのは、和田静郎氏が提唱した「和田式フィギュアリング」でしょう。

自身の肥満を解消するために各国の食事を研究し、9品目の食事法と体操などを組み合わせた痩身法を考案しました。

9品目とは「肉・魚・貝・海藻・豆類・卵類・乳製品・野菜・油脂」を、栄養のバランスを考えてできるだけ1回の食事ごとに摂るというもの。

炭水化物は摂れないのですが、それまでのダイエットの「食事の量を減らす」ではなく量に制限がなかったこともあり、大ブームになりました。

多くの人がこの方法で痩せて健康になり、現在も全国6か所に教室があります。

日本人本来の美を追求するというコンセプトの「ミス日本」コンテストを開催していることでも有名です。

現在最も有名な「糖質制限ダイエット」とは


京都の(財)高雄病院理事長である江部静郎氏が糖尿病患者のために考案した食餌療法です。

一般人がおこなう場合には「主食を抜かす」という基本さえ守れば他のダイエットで痩せられなかった人でも1ヶ月3キロ程度は簡単に体重が落ちるので、大人気となりました。

特に女性は自分で料理が出来るので、普段の生活に取り入れやすかったのでしょう。

ごはんや小麦粉で作られる製品(パン・ケーキなど)を控えるだけで、タンパク質や脂肪は制限なし、お酒も焼酎やウイスキー、糖質を抑えた発泡酒や日本酒なら大丈夫なので、誰でも無理なく出来そうな感じがします。

今では通販も充実していますし、コンビニのローソンで糖質制限調理パンも購入できるようになり、ますますハードルが低くなりました。

COOKPADで多くのレシピも公開されています。



低炭水化物ダイエット・糖質制限の危険性とは


ところが、アトキンス・ダイエットの時と同じように、危険性について訴える声が上がっています。

便秘や頭痛、脱力感、集中力欠如が起こりやすいことが最も顕著な症状としてあげられていますが、その他にも数々の問題点が海外の長期追跡調査でわかっています。

どの調査でも出た結果の一つが、糖質制限を長期おこなっていると死亡率が高まるというもの。

その他乳がんのリスクや心血管疾病の増加、腎機能の低下などもあげられています。そのため、半年程度で止めた方が良い、という意見が多くなっています。

総じて日本人は真面目すぎるきらいがあり、糖質制限においても例えば揚げ物の皮をすべて剥がしたり、小麦粉や片栗粉でルーを作っているからとろみのある物は一切食べないなど、軽い気持ちのダイエットのはずが病的に厳格におこなってしまう人が多いようです。

またいつの間にか「糖質制限教」「江部教」の信者になり妄信的になってしまう人もいます。

逆に江部氏の理論だけを読んで上げ足を取るような人も現れています。

ネットで検索すると、噛み合わない理論合戦をおこなっているのがわかるでしょう。

大切なのは、実際に自分で本を読み料理をしたり外食を工夫して、自分の身体の変化をきちんと把握することです。

常識的な目標体重を決め、あくまで心の余裕を持ってやることが重要なのです。

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