ボツリヌス菌感染の怖さとその予防法とは

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梅雨のじめじめした湿度の高い季節になると、食中毒が心配になります。

作り置きをしておいたおかずをお弁当に入れたら傷んでいたり、最近では前の日に作ったカレーの残りを食べても食中毒になる可能性があると言われています。

食中毒の原因になる菌はたくさんありますが、今回は特に強力な毒性があると言われているボツリヌス菌について調べてみました。

ボツリヌス菌とは?

ボツリヌスの語源はラテン語の腸詰やソーセージを意味します。
ヨーロッパでハムやソーセージを食べた人に起こる食中毒でした。
ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素は自然界に存在する毒素の中で最も強力で、1gで約100万人の致死量に相当します。
食中毒を起こす菌の一つですがボツリヌス菌は毒素型の食中毒菌の代表で、口から食べ物などと一緒に入った食中毒菌が体内で感染を起こすタイプではありません。
食品中でボツリヌス菌が増殖されて毒素を作り、それを食べた人の体内で吸収されて中毒を起こします。
ボツリヌスの中毒は感染症法序上の届け出が必要な感染症の一つなので、診断した医師は保健所に届けなければいけません。

ボツリヌス菌の感染による食中毒は、「ボツリヌス症」と呼ばれます。
そしてボツリヌス症は「ボツリヌス食中毒」と「乳児ボツリヌス症」に分けられます。

ボツリヌス食中毒はボツリヌスの毒素を持った食品を摂取したことによって起こります。人から人への感染はありません。

摂取後だいたい8~36時間の間に症状が現れます。
口渇や物が二重に見える症状や吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状が先行して現れ、その後に両側対称性の神経症状が現れます。

症状は構音障害や嚥下障害、顔面に弛緩性の表情が出現します。
そして呼吸筋や四肢体感の筋力低下が現れますが、意識は清明なままです。重症の場合には呼吸不全や横隔膜麻痺の合併症も起こします。

乳児ボツリヌス症では発症する乳児の約90%に、初期症状として2~3日間の便秘が見られます。
その後から眼瞼下垂や外眼筋麻痺などの脳神経麻痺の症状が現れます。
そして末梢神経・呼吸筋麻痺へと進みます。ボツリヌス菌の芽胞が乳児の体内に侵入し、腸で繁殖することでこれらの症状を起こします。

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ボツリヌス菌が含まれる可能性がある食品とは?

ボツリヌス菌による中毒症状に罹ると、消化器症状よりも重度の後遺症が残る神経麻痺や呼吸不全などの重傷な合併症に苦しみます。
ボツリヌス菌が入り込み毒素を持った食品などの摂取でこのような恐ろしい食中毒になるのなら、菌が入り込んでいる可能性がある食品を知っておかなければ安心して物が食べられません。
少しでも可能性があると言われている食品を調べてみました。

ボツリヌス菌は低酸素の環境下を好み、繁殖していきます。
120℃4分の加熱処理がされていない自家製の瓶詰や缶詰・保存食品が原因で日本国内でも発生しています。
1997年頃までは北海道・東北地方の特産品の魚の発酵食品「いずし」でのボツリヌス菌感染が報告されていました。

そして乳児ボツリヌス症は乳児がはちみつを摂取することで発症するため、1987年に当時の厚生省が1歳未満の乳児にはちみつを与えないよう通知を出しています。

ボツリヌス菌感染の予防方法はある?

ボツリヌス菌に感染すると、私達が普通に考えているような下痢・嘔吐・発熱に苦しむような食中毒の症状をはるかに超えた危険な状態に陥ります。予防方法を知っておくことは大切です。

密閉状態で低酸素の環境をボツリヌス菌は好むので、レトルトパックの食品や缶詰などは危険なように感じます。
最近のレトルト食品は120℃4分で加熱処理されているものがほとんどなので、あまり神経質になる必要はありません。

しかしパッケージに「加圧加熱殺菌」と記載されていない食品もあるので購入するときには気をつけて下さい。
「要冷蔵」などと書いてあるものはきちんと保存方法を守り、日にちが立たないうちに食べた方が安全です。

そして真空パックや缶詰の感が膨張しているものや、開けた時に異臭がするものは絶対に口に入れてはいけません。
もし大丈夫だと思っても心配な場合は、食べる前に加熱します。
ボツリヌスの毒素は80℃30分以上の加熱で失活します。

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