ステビアって危険?自然の甘味料★
自然の甘味料、なんともありがたい響き。人工甘味料よりも安心安全!そんなイメージを持っていた「ステビア」。ところが、たまにネットで「危ない」なんて言葉と一緒に検索されている様子。ステビアは危険なの?
「ステビア」を知りましょう
「ステビア」って聞いたことありますか?南アメリカ原産、キク科の多年草です。原産国の民族であるグアラニー族にとっては、ステビアは神聖な植物で、崇拝の対象でもあったそうです。
このステビアから抽出された甘味料は、時々飲料などにも使用されていることもあります。
自然の甘さとはいえ、これがけっこう甘く、しょ糖などよりもはるかに甘味度が高い、さらに低カロリー。これは甘いものが大好きな方にもダイエットでおすすめです。
ステビアの危険?
自然のもので甘いので、お菓子や飲料などに時々使われるようになったステビア。食品に使われるようになってから、実は危険なものなのではないかということが言われてきました。
よく言われた危険性は、発がん性や妊娠・出産に関するものです。実際、ステビアを使った食品の販売が禁止されている国もあります。
実験などでもステビアを投与したラットの出生率が下がったなどの結果も報告されたこともありますし、避妊剤として使われたこともあるというから、いよいよこれは体に良くないものなのかも・・・と疑わざるを得ません。
しかし、日本では食品添加物として厚生労働省が認可しているとのこと。本当は危ない?安全?
最近の研究では・・・
最近の研究では、危なくない!という結果が多く出てきています。しかし、これらの問題に関しては、それを覆す実験が数多く出され、また、昔の実験にも再現性がないなどの問題点が指摘され、現在では全く安全な食品添加物として認められてきています。
まず、糖尿病の方へ。
ステビアはⅡ型糖尿病の原因と言われている「インスリン抵抗性」を細胞レベルで改善する可能性があるのだそうです。これは朗報。
次に抗酸化作用。
なんと緑茶の約5倍ほどの抗酸化力を持ち、ヒスタミンの解毒作用もあるそうです。
そして、発がん性。これは実はがんの抑制作用もあるという研究結果もあるそうで、実は体にいいものだということがわかってきています。さらにC型肝炎抑制も期待できるとのことです。妊娠、出産についてはやはり研究され、避妊効果はないとのことですし、摂りすぎなければ特に問題はないのだそうですが、気になる方は主治医にご相談ください。
その他のうれしいこと
そんなに甘いのなら虫歯にもなってしまいそう・・・。ご安心ください、ステビアは甘いのに虫歯になりにくいのだそうです。
これは素晴らしい!そして先ほども述べましたが低カロリー。甘いものが大好きな方には夢のような甘味料ではすよね!
もともと原産国のひとつパラグアイでは、マテ茶の甘味料としても使っていたとのこと。ステビアは実は体にいいものかもしれません。
いくら体にいいからといって、摂りすぎるのはやはりよくないこと。体が甘いものに慣れすぎることもよくないかもしれませんし、やはり栄養のことを考えたらバランスの良い食事が一番。そのうえでステビアをうまく取り込むことが必要ですよね。
買い物に行ったら、清涼飲料水やお菓子などの原材料をチェックしてみてください。時々ステビアが使われていますので、そういった商品を選んでみたり、ステビアも甘味料として使いやすい粉末タイプのものが売られています(通販が多い気がします)。
また、ステビアの苗を自宅で育ててハーブティーのようにして飲むのもおすすめです。年に2~3回刈り取って乾燥させて保存できます。多年草であるところも魅力的ですね。
ステビアの良いとこ取りをして、健康生活を送りませんか?
持病など体に不安がある場合は医師に相談してから使いましょうね。
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