オリモノに白いかたまり!これって病気?!
女性ならではの悩み、『オリモノ』。
量や色などは人それぞれで違うものです。
ただのオリモノと思っていても、普段と違っていたり、量も日によって違ったり、臭いがするときだってあります。
また不快感を与えるので嫌ですよね・・・。
けど、オリモノのことなんて同じ女性同士でも相談しにくいことですよね・・・。
かといって、不安に思っていても病院に行くほどでもないし、と思っている方もいるはず。
そう思っている間に、自然と治ったりまた症状が出てきて気になるの繰り返し。
これを読んでいただいた方が、少しでもそんな不安が除ければ幸いと思います。
オリモノとはそもそも、その名の通り〈カラダからおりてくるもの〉とされています。
子宮や膣・汗腺からの分泌物が混ざり合った粘性のある液体を意味します。
デリケートな場所だからこそ、気持ちに左右されたり、女性の周期によって、微妙ながらも違ってきます。
オリモノとは健康状態の表れです。
明らかに普段と違う色や、血が混じったりする場合はまず病気を疑いましょう。
白っぽい場合は異常なのでしょう?
それとも通常の状態なのでしょうか?
色が白でも形状は様々だったりします。
・白いかたまりのオリモノ
・白またはちょっと黄色っぽくて粘り気のあるもの
・白く、膿が混じっている場合
・クリーム色で泡立っている
これらの状態は、時期的なものも考えられます。
①排卵日が近づくと白みがかる。
また卵胞ホルモンの影響で、オリモノの量が増えて水っぽくなります。
②排卵日を過ぎるとオリモノの量は減り、ドロッとした白いオリモノに変化します。
この時期以外でオリモノが出ている場合は病気の可能性があるかもしれません。
●カンジダ膣炎
【オリモノの状態】白くかたまりのようなボソボソした感じのオリモノ、無臭。
【症状】強い痒みを伴う。
【感染】性行為。
ストレスや疲れなどで免疫力が低下しているときにかかりやすい。
【治療】抗生物質、ホルモン剤
自然に治ることもある。
●子宮膣部びらん
【オリモノの状態】白または黄色のネバネバしたオリモノ。
【症状】性交時に痛みを伴ったり、性交後に出血する。また、タンポンの使用など、ちょっとした刺激でも出血する。
この病気は、先天性と後天性があり、後天性においては妊娠や分娩を機に起こるとされています。
【治療】抗生物質、ホルモン剤
びらんの一部を除去する手術を行うこともある。
●子宮頚管炎
【オリモノの状態】白または黄色のオリモノで、臭いがある。
慢性期の場合、膿状で粘りのあるオリモノになる。
【症状】子宮頚管内に細菌が入ることで炎症を起こし、下腹部痛や発熱を伴う。
【治療】医療機関での治療が必要。
慢性化すると不妊になりやすいので早めの処置が大切。
抗生物質と消炎鎮痛剤を併用し、膣内の洗浄、消毒などが行われる。
●トリコモナス膣炎
【オリモノの状態】クリーム状で泡のあるオリモノ
【症状】性交渉によって引き起こされ、痛みを伴う。
病状が進むと、免疫力を低下させ感染症のリスクが高まる。
【治療】感染率が高いため、出来るだけ早く病院へ行くこと。
なおかつ、性交渉は控える。
飲み薬と膣剤を併用して治療。
自分の体は、自分がよくわかると言うほど、ずっと付き合って行くものですよね。
何だかいつもと違うなというときは、きっと何かがあるはずです。
オリモノは自分のからだの様子を表してくれる目印のようなものでもあります!
中には感染するものや不妊に繋がるものまで、女性にとっては大きな病気になりかねません。
自然に治るものなんて少ないのですから、少しでも異変を感じたらすぐにでも病院で診てもらうようにしましょう。
少しでも、不安と不快感を取り除きましょう!!
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