のどちんこが伸びる?朝起きたらのどに違和感。
朝起きたら、のどがおかしい。気持悪かったり息苦しかったり・・・。ちょっと気になったら鏡で口の奥を覗いてみましょう。のどちんこ、長くなっていませんか?
そもそも、のどちんこって、伸びるんですか?
のどちんこの役割と病気について調べてみようと思います。
のどちんこって何のためにあるのだろう
「のどちんこ」は正式名称「口蓋垂(こうがいすい)」と言います。
ご存じでしょうが、口の奥にある垂れ下がった部分のことで、役割としては食事したとき食べものや飲みものが鼻腔に行かないようにしてくれています。
逆に息を吐くときなども今度は口の方を閉じてスムーズに呼吸ができるようにもしてくれています。そして発声にも影響しているのだそうです。のどちんこが助けてくれるために、「カ行」「マ行」がうまく発音できるといいます。
目立たないけれど、のどちんこは大きな役割を担っているのですね。
こどものころは短めだといいますし、大人でも長めの人、短めの人、のどちんこの先が二つに分かれている人もいるようですね。
のどちんこって、伸びるもの?
違和感があるので鏡を覗いたらのどちんこが伸びていた・・・というのは、咽頭炎あるいは扁桃炎を起こしているのかもしれません。
のどちんこの付け根部分を「軟口蓋(なんこうがい)」といいますが、その部分が腫れてしまったことにより結果的にのどちんこの位置が下がってしまったことが考えられます。
一応耳鼻咽喉科を受診したほうがいいでしょう。細菌が原因の場合は抗生物質でないとなかなか治らないそうです。
また、心因性による違和感なども考えられます。ストレスや気分の落ち込みから、のどの奥に違和感を覚えることもあるようです。こちらの場合は漢方薬を処方されることが多いそうです。
医師の診察を受け、適切な薬を処方してもらい、生活するうえで気を付けることなどをきちんと聞いてきた方がいいでしょう。
細菌性であれば処方された薬をしっかり飲むこと。それからどちらの症状であったにしても休息は必要です。体を休め、リラックスする時間を持つことが大事なのです。
風邪をひき、咳が多い場合、のどちんこが長くなってしまうこともあるようです。
のどちんこが長い人のデメリット
違和感さえなければ、特に健康において心配しなくても大丈夫かと思いますが、実はのどちんこが長いと、いびきをかく方が多いということです。
いびきのメカニズムは、睡眠中に気道が狭くなって呼吸すると気道の粘膜が震え、そのことで音が鳴るというしくみ。他に、のどちんこと軟口蓋が振動すること、肥満で喉が狭い人、お酒の飲みすぎでのどの筋肉が弛緩して喉全体が振動することも原因にあげられます。
とにかく寝ている間に気道が狭い状態になることがいびきに繋がるので、いびきが気になる方は一度のどちんこを見てみるといいかもしれません。睡眠時無呼吸症候群の恐れがある場合は手術でのどちんこを切除する方法もあります。
時間も費用も驚くほどではないし、手術後は声もさほど変わらず、息ができないというわけでもない。生活に支障はでないようです。自分ののどちんこがどうも極端に長いと思ったら医師に相談してみましょう。
あまり体の中でも存在感のないのどちんこ。今まで「何のためにあるのだろう」と思っていた人も多いかと思いますし、存在すら忘れていたという方もいるかと思います。
実は意外な役割を持ち、意外なデメリットもあるので、のどがおかしいなと思った時には自分の口の奥も覗いてみたほうがいいと思います。
舌の奥を刺激すると気持ち悪くなりますが、のどちんこが刺激する分にはそういったことはないようです。
しかし極端に長い場合などは気になるようですので、医師と相談し生活に支障のない一番いい解決方法を見つけてください。
もちろん、赤く腫れていた、出血していた場合は念のため医師に診てもらうようにしましょう。
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