すぐに眠れる音楽って何かあるの?バイノーラル・ビートとは?
眠れないとき、あなたはどうやって眠ろうとしますか?ひつじを数える人、温かいミルクを飲む人、読書をする人、いろいろな方法があるかと思います。
人によっては開き直って「もう寝ないで朝を迎える」という考えもありますが、毎度毎度そのやり方では体が壊れてしまいます。
私は学生時代の数学の教科書と工業簿記の教科書があれば、眺めているだけでだいたい眠くなる(だから授業中も眠くて成績が伸びなかったのかもしれませんが・・・)のですが、それでも年に数回、どうあがいても眠れない夜があります。
眠る方法を調べていたら、「眠れる音楽」というものを見つけました。本当に眠れる?
周波数でリラックスできる?!
話題になっているというのが、バイノーラル・ビートというもので、異なる周波数の音を左右の耳から聞いてリラックス効果を高めるのだそうです。これがYouTubeで、1000万回以上再生されています。
左右異なる周波数を聞くことがコツなので、ヘッドホンや両耳のイヤホンで聞くことが大切です。
眠れないというのは、どこかが緊張しているのです。快適な眠りにつくためにはリラックスすることがとても大切です。不眠で困って医師に薬を処方してもらっている方もいらっしゃるかと思います。
処方薬は簡単に睡眠を手に入れることができますが、眠れない根本原因を解決しているわけではありません。こういった音楽を使いながら、眠るときには体をリラックスできるようにしていくのはとても素晴らしいことだと思います。
バイノーラル・ビートって危険なの?
「バイノーラル・ビート」を検索したとき、かなり上のほうに出てきたのが「バイノーラル・ビート 危険」というワード。リラックスできるというこの音楽にどんな危険があるのでしょうか。
実は、危険だといわれているのが「類似品」的なもの。おそらく「ヘミシンク」のことではないかと推察されます。
「ヘミシンク」というのは、ロバート・A・モンローという人が開発した音響技術です。こちらもリラックスできる、ということなのですが、実はそれだけではなく、いろいろな意識を体験できるという音響技術なのです。
「リラックスできる」というのはこの「いろいろな意識」の一つであり、逆に頭がさえて集中力が出るような状態になることもあります。
「危険」というのはもしかすると「変性意識状態」という体外離脱体験などが起こる人がいることを指しているのかもしれません。多少はオカルト的な話になるのですが、調べた中で驚いたのが「ゴーイングホーム」というCDがあり、死後の世界で亡くなった人に会うこともできる・・・らしいです。
もちろん怖い意味だけで使うのではなく、自分のルーツ探しとして、過去の自分を知って、未来の自分に生かしていきたいという思いで使うのだそうです。
ただ、ヘミシンクのある動画サイトでは、あまりいい評価を得られていないものもあります。ヘミシンクは用途ごとに違う音楽があるようですので、コメント欄やレビュー欄なども参考に試してみるのもいいかもしれません。
「バイノーラル・ビート」も「ヘミシンク」も研究者が研究の上に発表したものですので、きちんと理論も成り立っているようですが、効く、効かないはもちろん個人差があります。
もちろん、ヘミシンクのほうがリラックスできるという方もいらっしゃると思いますよ。
また、バイノーラル・ビートと一口に言っても「不安解消に効く音楽」「眠れる音楽」などあるそうですので、気になった方は是非ヘッドホンで聞いてみてください。
お酒の力で寝ようとするよりはきっと体にもいいはず。お酒では上質な睡眠は得られません。
気持ちをリラックスさせてくれるものがあれば、無理にこの「バイノーラル・ビート」ではなくても、自分の好きな曲でも普通のリラックス用のCDでもよいのです。
ただ、「バイノーラル・ビート」は科学的に考え開発した研究者がいますので、どうしても眠れないときに一度は試してみる価値があると思います。気持ちいい睡眠が皆様に訪れますように。
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