弘前ねぶたじゃない!弘前ねぷたまつり2015!
弘前ねぷた祭りをご存じですか。
「ねぶた祭りじゃないの?」と思った方も多いと思います。
ねぷたとねぶたは何が違うのか。弘前を中心にした津軽方面は、ねぷた。
青森を中心とした北津軽や下北の幅広い範囲では、ねぶた。
このように地域によって訛り方に違いがあるため、呼び名が分かれたと考えて良いです。
つまり、結論は呼称による違いはありません。
それでは、弘前ねぷたまつりとはどんなものかご紹介します。
弘前ねぷたまつりとは
ねぷたまつりの由来は様々だと言われていますが、農作業の激しい夏期に襲われる睡魔を追い払うため、厄災・邪悪を水に流して村の外に送り出す行事として広まりました。
睡魔を追い払うことから「眠り流し」→「ねむた流し」→「ねむた」→「ねぷた」と現在の呼び方に変わっていったと言われています。
青森が「ラッセラー」に対して、弘前は「ヤーヤドー」というかけ声であり、戦いにおける出陣のかけ声に由来していると言われています。
今年の夏は津軽の夜を2015年8月1日(土)から7日(金)に、弘前ねぷたまつりは開催されます。
3パターンにコースが分かれており、8月1から4日までは19時から土手町コース、5日と6日は19時から駅前コース、7日は土手町なぬか日コースを午前10時から通ります。
ねぷたまつりの有料観覧席は、7月頭から発売される予定です。よく見える席で観覧したい方は、チケット購入をお見逃しなく。
弘前ねぷたならでは
弘前ねぷたは、国の重要無形民俗文化財に指定されているほど伝統的なものです。
青森ねぶたたと異なり、弘前は箱型、人形型の灯籠より扇型の形状が主体となっています。
描かれている武者絵は、少し不気味で髪の毛が入り乱れています。
これは、明治に入り勇壮な武者絵が市民から好まれて、現在までその人気が定着しているからです。
高さが10メートルと大きいですが、平面になっているのが特徴です。
またねぷたの後ろには笛や巨大な太鼓も登場しますので、これがインパクト大です。
太鼓には青森の名産りんごの絵が描かれていたりしますので、所々で津軽を感じることも出来ます。
弘前ねぷたを観に行った際は、是非扇型の武者絵に注目して下さい。
最近のコメント